アイス・ステーション [DVD]
アメリカ国防総省によって秘密裏に建設されていた南極のエレンバス基地から発射される救難信号。
軍は事態確認の為、二人の大尉を派遣するが、生存者達から聞かされたのは・・・。
98年アメリカ映画。スティーブン・キング原案ですが、映画には関わってないみたいです。
「ザ・グリード」みたいなモンスター映画かと思いきやキングらしい悪魔映画。猛吹雪で孤立した
基地に不可解な事件が発生、生存者と大尉達は真相解明に乗り出す。死者達の襲撃などゾンビ映画
を思わせるシーンもありますが、あまり期待せず観た方がいいかと。添え物程度と思った方がよい。
私的には悪魔じゃなくシンプルなモンスターの方がもっと面白くなったんじゃないかと。監督含む
スタッフ達の力量不足といったところ。★3個。
アクトン・ベイビー
自分は"Ultraviolet"がU2の全楽曲の中で三本の指に入るほど好きなので、当然この『アクトン・ベイビー』のリマスター再発を首を長くして待っていた。で、届いた。聴いてみた。良かった。U2の全アルバムの中でも一番サウンド面でのこだわりが感じられる作品なだけに、リマスターで音が良くなったことで俄然魅力が増している。例を挙げると、自分はこれまで"Mysterious Ways"のどこがいいのか全く分からなかったのだが、このリマスター盤を聴いて初めてそのパーカッシヴな横ノリのグルーヴの良さに目覚めた、というくらいで。メタリックな響きのスネア、ダビーなベースがこのアルバムの核だというのが改めて分かる。セクシャルな猥雑さ、腰にくるグルーヴといった過去のU2が意図的に排除していた要素を果敢にも取り入れることで、清濁合わせ飲む懐の深いバンドとしての新しいアイデンティティを獲得することに成功している。何と言うか、『ヨシュア・トゥリー』『魂の叫び』で求道者的にアメリカン・ルーツ・ミュージックの系譜に無理矢理自らを連ねようとしていた時よりも、ヨーロッパの退廃を象徴するような都であるベルリンで本来の自分らしさを見つめ直そうとしている時の方がずっとソウルフルになってしまうというのが面白い。"So Cruel"とか"Trying to throw your arms around the world"のことだけれども。
今では大抵の人がU2のベストソングに挙げる"One"こそが、「痛み」や「闇」や「分かり合えないこと」などのネガティブな要素を抱きしめることで喜びに転化しようというような楽曲だからして。このアルバムの録音前にエッジは離婚していて、そのことがこのアルバムのギターの響きに大きく影響を与えている、と伝記本でボノが語っていたと思うがそれがすごくよく分かる。そういう「ケガレ」みたいなものとうまく折り合いをつけていくことで生きることのステージが上がっていく、みたいなお手本のようなアルバム。
「陽のあたる教室」オリジナル・サウンドトラック(インスト編)
映画「陽のあたる教室」のサントラCDは2枚発売されています。1つは「ポピュラー編」。そして、この「インスト編」。どちらも、映画の内容を思い出させる中身の濃いものに仕上がっています。
「ポピュラー編」は、既存の曲を場面場面で使い分けるという趣向を凝らしていましたが、こちらの「インスト編」は、ケイメンのオリジナルを含む13曲どれも聴きごたえのあるものばかりです。
特におすすめは、映画でも一番の見せ場である 『アメリカン・シンフォニー』です。映画ではホランド先生(主人公)が指揮をし、生徒たちがこの曲を演奏するシーンもあります。映画を見ていない方で、クラシックしか聴かない、という人にも、きっと感動できる曲に仕上がっています。
フラジャイル
最高の一言!昔のヒット曲のみならず、HIT AND RUN LOVERや、I PARALYZEなどの新曲もかなり完成度が高いです。パラパラ好きな人もテクノ好きな方も安心して聞ける一枚!!