超人計画 (角川文庫)
全編ドキュメンタリーと言うか全編自虐ネタと言うか、滝本節全開です。
オタク文化や引き篭もりに対して興味が薄い方は意味不明で楽しめないでしょう。
もっとも、そんな方は本書を手に取らないと思いますが。
逆に深いオタで引き篭もり経験者はご自身と照らし合わせて鬱になってしまうかもしれません。
それ程までに、リアリティやいわゆる、イタさは他の追随を許しません。
残念なのは終盤(と言うか結末)の展開でしょうか。氏の現状がそうさせたのか、それともあの結末が氏なりの理想の結びなのかは分かりかねますが…
ご結婚されて社会復帰を果たされた(と言って良いのだろうか?)のは喜ばしき事ですが、自称「ひきこもり世代のトップランナー」ですから、今まで通りの系統でのご活躍を期待したいですね。
テレビアニメーション「N・H・Kにようこそ!」サウンドコレクション サニーサイドにようこそ!
3曲目の「パズル」が良い。
80年代のポップスみたいだ。
フル・バージョンなのも嬉しい。
22曲目の「踊る赤ちゃん人間」の大槻ケンヂも良いが、 最終回の 夜の断崖絶壁に突進する時の「踊る赤ちゃん人間」のインスト曲も あったらよかったのにね。
EDは無し。
ピアノ・インストールメンタル・バージョンのみです。
N・H・Kにようこそ! ネガティブパック<オリジナル無修正版> 第4巻 [DVD]
この主人公たる佐藤達広は嘘が吐けないんですね。
母に全て見抜かれてます。
しかも嘘が吐けないということは「優しい」と言う事なんですね。
人に己れに優しい、それは誰も傷付けたくないから、引き籠ってしまう。
定義付けは乱暴だが、大体こういうことだと思います。
部屋掃除する時、岬ちゃんが達ちゃんのパンツを拾い上げる時、股間の部分が黄ばんでいたなあ…。
ムーの少年
滝本竜彦「ムーの少年」
読了
この本は、この本は、何もかもが、今までの滝本から変貌している
そして、この本の物語構造は、複雑で、なんというか
語る言葉を持てない
メインテーマは悟り そして夢と現実と幻想
SFでありファンタジーであり、現実を描く
で、結局、夢・幻と現実の境界があやふやになっていく
しかし最後は現実へと回帰する
しかし、その現実は本来の意味での現実ではなく、「真の世界」ではない。
いわば「夢の世界」「幻に覆われた世界」としての現実世界なのだ
この本の構造は、複雑で難解で哲学的である
だからこそ、この本の読解は難しい
現実を夢として描き
夢を現実として描く
なんだかわからないのである
N・H・Kにようこそ! ネガティブパック<オリジナル無修正版> 第1巻 [DVD]
いつか破綻することが判っている。
そんな状況を抱えたまま生きる主人公達。
彼らがそれといかに向き合い、否定し、乗り越え、転がり落ち、馴れ合い、消化して行くのか、
人生の半分も生きてれば必ずぶち当たる「過程」を
24話の中でこれでもかという程魅せてくれる。