キャロル夜明け前 第2章
私は矢沢ファンでもジョニーファンでもなく
キャロルの音楽が大好きです。
ジョニーもここまで吐露したんだからもうこれ以上はいいでしょう。
こうなったらファンに向けての「キャロル第3章」は積極的に前向きにいって欲しいなあ。
出来ればキャロル再結成で・・・なんてね
エーちゃんも最近原点回帰してるっぽいんで非現実的な話ではないと思いますよ。
そういえばポールマッカートニーは最近のツアーでは積極的にジョンやジョージの曲を取り上げていますが・・・
そう後になって気がついても実は遅いんです。
生きているうちに、元気で歌えるうちになんとかね。
EA Best Selections アリス・イン・ナイトメア
単なるグロテスクなゲームかと思いきや、(いえ、確かにそういう要素はありますが)
所々に散りばめられた美しさに舌を巻きました。
門のデザインの細緻さや、けだるい学校の窓から覗ける空など、観ていて飽きません。
うろついていると新たな発見! なんてこともしばしば。
キャラクターも個性的で、悪夢の世界ですから割とぶっ飛んでますが、
壊れているだけではなくて意味深なことも言ってくれます。
アリスの声も可愛らしいですし、チェシャ猫は渋い声!
アリスを放っておいた時にする仕草は必見。惚れます。
操作は割と難しいと思います。
パソゲーに慣れていなかったのでクリアするまで時間がかかりました……
環境も整えておくと良いです。
上手くさばけるようになると、随分爽快です(笑)
ちょっとでも興味が湧いた方は、まずやってみることをオススメします。
安いですし、映画化もしますしね。
Through the Looking-Glass: And What Alice Found There (Books of Wonder)
テニエルの挿絵に拘らないとか、テニエル以外の絵でも何かひとつ欲しいとかなら、この矢川澄子訳、金子國義挿絵版がお薦め。
文庫とはいってもカラーリトグラフ、挿絵12枚の立派なものです。ちょっとおしゃまでお姉さんぶってるような、金子さんのほんのりと色気のあるアリスは、とても魅力的。といっても、金子さんの画集「アリスの画廊」にあるような過激なことにはなっていないので、大丈夫、お子様にも安心して見せてあげることができます(笑)。
訳の矢川澄子さんのあとがきには、妹たちを前にしたお兄ちゃんの語りを損なわないようにつとめた、とあります。ここでのドジスン先生は、幼い妹たちを見守る、優しく知性的な「お話をしてくれるお兄ちゃん」なのですね。
矢川さん金子さんと名前が連なっているのを見ると、どうしても澁澤さんにつながってしまって、そうなるとそこから導出されるドジスン先生のイメージは、なんとかして幼女を拐かそうとあの手この手を繰り出す倒錯した中年男になってしまったりもしかねないのだが、そんな心配は無いようだ(笑)。
「鏡の国のアリス」はこれと、高山宏訳・テニエル挿絵49枚(東京図書)の「注釈いっぱいマニアック版」を揃えれば、もうコレクション的に完璧。(テニエル挿絵版で探す場合はちゃんと49枚全部が収録されているかをチェックするほうがいいですね、抜粋されている場合が殆どだから)