リトル・チルドレン [DVD]
映画館で観ました。
満たされないもの同士の不倫、元受刑者に対する地域住民の過剰ともいえる反応、
ストーリーはどろどろしています。
R15指定だけあって、かなり激しい映像も…。
でも、ただのメロ(エロ?)ドラマじゃありません。
心にズシッときたということでは、今年観た映画の中でも上位に入ります。
そして、衝撃的なラスト!涙がとまりませんでした。
苦手だった、ケイト・ウィンスレットが嫌いでなくなりました。
高貴な婦人役に定評があるみたいですが、
意外に、このような普通の主婦役が(厳密に言えば不倫している主婦は
普通ではないでしょうが)、彼女には似合っていました。
そして、ジャッキー・アール・ヘイリー(オリジナルの「がんばれ!ベアーズ」の
バイク乗りまわしていた不良少年役でした)、
彼演ずる元受刑者のエピソードにはグッときます。
主たるエピソードより、私は引き込まれました。
群像劇っていうんですか、「クラッシュ」のような構成です。
ハッピーエンド、めでたし、めでたし…っていう映画ではもちろんありませんが、
この映画には、救いがありました。
やっぱり、ハッピーエンドっていうのかもしれません。
愛を読むひと (完全無修正版) 〔初回限定:美麗スリーブケース付〕 [DVD]
見る前は、切ないラブストーリーかと思いましたが、
実際はナチスをあつかったシリアスな物語です。
15歳のマイケルと21歳年上のハンナとのひと夏の恋は、
マイケルのその後の人生に決定的な影を落とすことになります。
突然、ハンナが去って、数年が経ち、彼が法学を専攻するようになったとき、
二人は再会を果たします。
ナチスの戦犯として裁かれるハンナ、それを傍聴するマイケル。
ここから、過去にどう対処するかということを問う深い物語になってゆきます。
誰にも言えない秘密を守るために、彼女は窮地に立たされます。
マイケルはハンナを助けようと思えば助けられたのですが、
過去を受け入れ誠実に愚直に生きようとする彼女の意を汲み、
手を差し伸べません。
彼女の意思を尊重することと、罪を軽くすることの間で彼は苦しみます。
そして、刑に服する彼女に彼は本の朗読テープを送り始めます。
私には、
彼が本質的に過去と向かい合おうとしなかったように思えます。
甘い思い出が苦悩の源泉になってゆきますが、
悲劇のヒーローを気どって、彼女に深く関わろうとしない。
安全な場所から朗読テープを送ることによって、
彼女を支えますが、直接会いにいこうとはしません。
彼女のプライドを傷つけないという名分によって心の葛藤をごまかしているようです。
自らの不遇を罪の言い訳に使わないハンナは潔いですが、
過去を捨てることはできない不器用さが痛々しくもあります。
過去を捨てようとしたマイケルも過去に現在を規定され、逃れられません。
本作は、過去という厄介な代物との向き合い方の物語とも言えます。
官能的な前半と、シリアスな後半の展開の対比に心を鷲づかみにされ、魅了されました。
描かれなかった彼女の幼少期のことを知りたいという思いも残りました。
愛を読むひと (完全無修正版) [Blu-ray]
ケイト・ウィンスレットの大ファンで劇場で鑑賞をしました。期待どおりの出来でした。ケイト演じるハンナは読み書きができないというコンプレックスを抱きながらたぶんですけど職を転々としてきたのだと思います。読み書きを学ぶ余裕がないほど彼女は一日を生きるのに必死だったので収容所の看守の職に就いたのも選択の余地がなかったからだと感じました。その時昇進の話が彼女に来ていましたが文盲だと明かさず看守になり大勢の人を殺しました。彼女が服役中に読み書きを学ぼうと思ったのは自分の生い立ちや看守の時に犯した罪。過去から逃げず立ち向かい償いの意味をこめて読み書きを学んでいきます。同時にマイケルもハンナが文盲と明かさずハンナの意志を優先したことによってハンナの罪が重くなったことを後悔しマイケルも償いとして彼女に朗読を録音したテープを送り続けます。最後の二人が面会するシーンでハンナは「どう感じても、どう思っても、死者は死者」この言葉を聞いて思ったのはハンナが逮捕される前までこの言葉で慰められてたのかと思うと悲しくなります。ラブストーリーですが法律のあり方や過去に犯した罪に対する償い。重いテーマを扱ってる映画です。すべてのキャスト。すばらしいです。この映画の監督3作品しかまだないようです。リトル・ダンサーやめぐりあう時間たちもいい映画なので次回の作品にも期待できるのではないでしょうか。
ハムレット【字幕版】 [VHS]
原作が大好きなので、映画見て「ああ、このセリフは、こういう風にしゃべるんだ」「このシーンは、こういうシチュエイションなんだ」と感動しました。舞台でもないのに、シェイクスピアのあの長いセリフをまんま全部しゃべって、でもとても自然。ブラナーの演技もとてもいいです。
時代考証はよく分からないけど、服装や髪型とか、人間のしぐさや行動の解釈などは、(原作を損なわない程度に)現代的になっているんでしょうか? 古くさい感じは全くありません。
ただ、ビデオ高いんですよね…。しかももう絶版になってるのかな、なぜDVDがないんでしょう。残念です。
Queen’s~a woman touch 2~
どの曲も一度は聴いたことがあるような曲ばかりです☆彡本当にかっこよくて、車で聴くのもいいし。。。部屋で聴くのもいいしヽ('▽`)ノ聴いてたら凄く元気出てくる様な一枚ですヾ(≧∇≦)ノ"