獣王星Ep.3 獣王星モバイル

獣王星オリジナル・サウンドトラック

天才作曲家・菅野よう子さんの夫でもある溝口肇さん。

13年ほど前から溝口肇さんの音楽を「ぼくの地球を守って」や「天空のエスカフローネ」などで耳にしてきましたが、どうしても菅野さんの影にかくれてしまいがちな印象を受けていました。

…が、今回の作品は本当にすばらしい。

全体を通して耳にした音楽は重厚かつ繊細なメロディラインで、「生きる」というテーマに合った低音と高音のバランスのとれた素晴らしいものでした。

時には厳かに、時には激しく、かつ流れるような静かな音楽に思わず圧倒されるほど…。

原作の「獣王星」を好きだったことがきっかけで観始めたのですが、作品中で流れてくるチェロに、溝口肇さんの音楽だとすぐに気づきました。

正直、ここまでかっこいい音楽を作れる方とは思ってもみなかった（失礼）ので、大変驚きました。

サントラには聴きたかった曲がすべて収録されており、予告にも使用されていた8分を超える大作や、鐘の音が鳴り響くメロディ、癒されるような優しいピアノの旋律などが聴いていてとても心地よく、まどろみながら聴くのが日課になっています。

サントラとしては珍しく、コーラスを除きすべて「歌」の入っていない曲ばかりで構成されており、BGMとして繰返し聴いても飽きが来ないので、好きな曲が多数あったことを含め本当に買って良かったと思いました。

「獣王星」の作品事態も映像がとても綺麗でストーリーも素晴らしいので、ぜひご覧になってからサントラを聴くと、よりいっそう楽しめるかと思います。

DVDは全4巻として7月末から毎月発売され、第4巻にはドラマCDも付きます。

買って損はありませんので、ぜひ聴いてみてください！