乙女絵巻『水滸伝』
水滸伝は胡散臭さとデタラメインチキの集大成をとも言える様な物であるためか
日本での人気は三国志に全く及ばないものがあるものの、
しかしながら、そんなデタラメ世界観であるからこそ、
このようなアレンジが許される隙間もあるのではないかなと感じてしまう懐の広さがあります。
す。
いかんせん水滸伝は登場人物が多い上に、
印象の薄い人物が少なくなく、非常に散漫とした印象を受けることも多いのですが、
本書では各人物についてのおおよそのデータがざっくりと把握できますし、
もちろん話の主軸も大まかながらも把握できます。
イラストもこの手の本は有象無象十把一絡で構成されることが多いのですが、
比較的うまい方を集めたなと言う印象があります。
企画自体は安易と言わざるを得ませんが、
比較的まとまった内容にはなっていると感じました。
星は二個だと厳しすぎ、三個だと甘すぎと感じますが、
大負けに負けて3つです。
ミハロリプレイス (2) (カドカワコミックス・エース)
1クールアニメのような勢いがあって良いと思っていたら
本当に1クールで終わってしまった感じで悲しいです。
もっとゆっくりミハロが成長していく様子を見ていたかった。
せっかく面白かったので本当にそう思います。
ミハロとセレーナの関係もだんだんと面白くなってたし
5巻くらいは続いてほしかったよー。
セレーナさん可愛かったのでもっと見たいです。
ミハロリプレイス (1) (カドカワコミックス・エース)
主人公のミハロに関しては、絵柄も可愛く、
そのコミカルなキャラクターが作中で目一杯表現されており、
元気娘が好きならそれだけで満足できる内容だと思います。
ゲイレルルスの騎士風なデザインもナイスです。
ただ、それ以外の部分が上記の良さを帳消しにしている気がします。
他の登場人物(主に男性陣)にあまり魅力が感じられなく、
全体的にせわしない作風も、読んでいてちょっと疲れました。
本巻自体は、よくある導入的な展開が主だったので、
大きな動きのあるらしい次巻の内容に期待したいです。