ビッグオーダー (1) (角川コミックス・エース 129-23)
未来日記の作者が描く能力者漫画。
願いから能力は生まれ、能力者は『オーダー』と呼ばれる世界。
主人公・星宮エイジは十年前に世界の『滅亡』を望み『大破壊』を生み出してしまった世界的犯罪者。
星宮エイジを仇と狙うヒロイン・紅鈴(くれない りん)が軍人と共に襲撃してくるところから物語が動き出す、というあらすじ。
ヒロインの容姿は未来日記のユッキーと由乃に似ているが、
罪を自覚しながらも妹の為に必死に動く主人公に、主人公の命を狙う復讐バカのヒロインと未来日記とは色々反対の性格と関係性。
話の内容については語ると完全に終盤のネタバレになってしまうので控えるが、未来日記の頃の勢いで能力者がそれぞれの思惑でバトルを繰り広げる作品に興味があるなら読んで損はない。
相変わらず作画や設定や人の命の軽さなど不安定さを感じる作風ではあるが、主人公と深く関わる事になる能力者集団『十人衆』の登場など先が気になる面白さ。
未来日記の日記所有者全員登場と同じ手法だが。
完全に勢いに任せて一巻丸々プロローグなので、次巻では十人衆が支配する太宰府政庁など『大破壊』による独特の世界観の説明が上手く説明されるかが気になる。
ビッグオーダー (3) (カドカワコミックス・エース)
ネタバレになるのであまり言えませんが、物語が大きく進展します
一番の見所は、やはりエイジと鈴の関係に変化が訪れることですね
ちょっとしたラブコメ要素も入り、不覚にもニヤリとしてしまいました(*'・ω・)
相変わらずモブキャラの扱いは酷いですが、スピード感ある展開のおかげであまり気になりません
強いて言うなら、4巻発売までの期間がかなり長いことですかね…こればかりは仕方ないので文句言えませんが('‐ω‐`)
余談ですが、「未来日記」ファンの方には嬉しい情報もあります