Vicky Leandros Singt Mikis Theodorakis [DVD] [Import]
激動の政治とも深く関った、特異な経歴をもつ作曲家ミキス・テオドラキスの作品を、ヴィッキーがギリシャの有名な神殿、地中海の碧い海や夕陽の渚、真っ白な建物などを背景に歌い巡ります。CDアルバムに表写真の同じものがありますが、中身は少し違っています。収録音源もまったく同じものにならないように、工夫がされています。
ヴィッキーについて、この作曲家自身、わたしの作品の最大の解釈者2-3名のなかのひとりであると賛辞を述べるほどの出来栄えで、ドイツ、中央ヨーロッパ、ギリシャで大いにヒットしたアルバムです。ギリシャの美しい風景をみながら、観光旅行した気分にもなりますよ。
恋はみずいろ~ヴィッキー・ベスト・セレクション
当時、両面「想い出に生きる(日本語・英語)」のシングルレコード盤をよく聴いた。エキゾティクな容貌と巧みな日本語の発音が印象的で、英語の発音も聞き取りやすいが、特に優れているのは歌唱力で、情感豊かに切々と歌い上げられていた。その後、あまり耳にすることがなくなり、残念に思っていたが、今回、その代表曲をまとめて聴くことが出来た。ハイティーン・ポップス調の曲も懐かしかったが、むしろ、低音から高音までむらなく良く出ている「星空のマサチューセッツ」、高音域が綺麗に伸びる緊迫した歌唱の「この胸のときめきを」など、オリジナルに勝るとも劣らないカバー曲が素晴らしく、その実力がよく伝わってくる。
それでも恋するバルセロナ [DVD]
今年のウディ・アレンの新作はここ三作の常連スカーレット・ヨハンソンと、「ボルベール」「エレジー」のペネロペ・クルス、「ノー・カントリー」のハビエル・バルデムといった豪華キャストで、見る以前から期待が膨らみ、これでつまらなかったらどうしようというくらい心待ちしていました。結論から言えば期待に違わぬ仕上がりで、エンディングの余韻などエンド・ロールのあともしばらく席を立たなかったほどでした。ペネロペ・クルスの、どこか川崎麻世の奥さん(だった?)のカイヤもかくやといった感じの壊れぶり、軽薄な割にいつも精神世界の充足を求めずにはいられない、アメリカ娘然としたスカーレット・ヨハンソン。また、ずっと好きだったパコ・デ・ルシアの「ルンバ」が劇中三度使われましたが、いずれも印象的でした。もともとのタイトルをあえて「それでも恋するバルセロナ」としたセンス(個人的には「それでも恋する?バルセロナ」もいいかなと思いました)にも納得です。
Singles
レコード時代、日本でLP7枚ほど出したまま忽然と姿を消したヴィッキー。その後の消息もドイツで活躍しているというだけで不明。インターネットなどなかった時代である。
「恋はみずいろ」以前のヴィッキー、最後のLP以降、日本で未紹介だった曲が収録。
デビュー当初はアイドル歌手レベル?そこからどうして、現在の全身全霊を歌に捧げたような、偉大な歌手が出現したのか、ゆっくり一曲一曲あじわいながら、ヴィッキーの軌跡を辿ってゆきたい。
ヴィッキーファンならぜひ揃えておきたいアルバム(シングルの記録)です。
ヴィッキー・エンジェル
この本はガールズシリーズの作者の人が書いてたので読んでみました。
ガールズシリーズと比べてみて、ですが、雰囲気が少し違って暗い感じでした。ヴィッキーは交通事故で死んだわけですが、私は今まで事故とかで死んだ人についてあまり考えたことがなかったんですけど---突然人が死ぬと、その本人だけじゃなく友人や家族までもが悲しむって事がやっと理解できた気がしました。命の重さっていうか。「ヴィッキー・エンジェル」ってタイトルの意味はラストで分かります♪
ジャクリーンの本は読後感がすっごく爽やかです。物語の途中は、ヴィッキーの色々ないじわるにイライラしたりもしましたが、読んでる途中、涙が勝手に流れてきました。明るく振る舞ってるデブ・サムだって悲しんでる、そういうのとか寂しい家庭で生きる主人公とか、人間の描写がすごいリアルで表面だけのツマラナイ本とは違います!笑える感じじゃないしハッピーな話でもないけど、読む価値はあります。本当に主人公の人生を体験したような感じになりました。いっぱい勉強させられました。