Hark the Village Wait
ブリティッシュトラッドバンド 、スティーライ・スパンの1st。1970作
Fairport Conventionを脱退したアシュレイ・ハッチングスらによるバンドで
英国トラッドの大御所のひとつでもある。次作では硬派の中世トラッドになるが、
この1stの時点では牧歌的なブリティッシュフォークの色合いが強い。
アコースティックな曲の上にマディ・プライアのやわらかな歌声が響く。
ロック的なドラムが入っているのでプログレファンにも聴きやすく、
個人的には最高作とされる2ndよりも気に入った。
Lark in the Morning
3イン2って一体?そんな恐るべき代物を入手したのですよ。スティーライの初期3枚を2枚のディスクに!ってなんやねん?メンバーは変わってるし、そういう意味での統一性はないわな。ブックレットを開いたら、当時の写真も多いし、何よりメンバーのインタビューまで載っている、愛情溢れる再発ものに仕上がっているではありませんか?しかも、インタビューは1stで脱退したウッズ夫妻のもあるし。と、聴きながら1枚目の後半で毎回ギブアップです。ということは2ndの最初の方?って紛らわしいです。連続で聴くのって結構きつい。なので、2枚目以降の感想はのちのち(笑)。ないかも。ということは2ndの後半から、3rd。???で、内容はかなりトラディショナルなフォークロック。のっけから、アカペラで民謡を歌い始められたら、かなわんでしょう。嫌いな人は。でも、僕は元々牧歌的な楽器を使った音楽って好きだったので、かなり良いです。特に"The Dark-Eyed Sailor"という曲。現代との同時代性を感じさせる普遍的な盤。まあ、トラッド時代がそういうものなんでしょうけど。2005年の新譜って言ったって。それにしてもアシュレイ・ハッチングスってかっこええ名前ですなあ。
Ten Man Mop Or Mr. Reservoir Butler Rides Again
古めかしいジャケットからも彼らの反骨の気持ちが伝わってくる力作。トラッドに果敢に挑戦、当時最前線に立っていた。このCDが国内盤で買えないとは悲しいです。