グレイテスト・ヒッツ(DVD付)
なぜか,「Love Somebody(84年ビルボード誌5位)」,「Don't Walk Away(同26位)」,「Bop 'Til You Drop(同20位)」,「Taxi Dancing(同59位)」が未収録です。貴重な7曲のプロモビデオ収録のDVDが付いているのは評価できるだけに,残念です。
ソングス・フォー・ジ・エンド・オヴ・ザ・ワールド
中学生の頃に「ベストヒットUSA」で知り,以来アイドル視されてきた彼をずっと聴いてきたおっさんが語るよ.デビュー40周年でこのタイトルのアルバムを出すとは素晴らしい.いい歳とったなと言いたい.人間,歳をとれば心の中で毒が育つ.充満して吐き出さずにはいられなくなる.近年の彼は「復活」という文脈で語られるが,むしろ逆ではないかと最近思う."Jessee's girl"だって,"Don't talk to stranger"だって,このイケメンがねちっこいジェラシーを吐露するところに当時の女性の方々はのたうち回ったわけだし,近年のポップパンクとかエモとか言われている音楽をやっている奴らが何を歌っているかと言えば,まさに彼が歌ってきた曲達とそう違わないではないか.むしろ,今こう言われている音楽の始まりはRick Springfieldにあったと言ってもいいとさえ思う.少なくとも,曲のもつスピリットとしてはそうだ.ネチネチとした歌を歌っていた頃が全盛で,少し難しいことを歌い始めたらポシャって長いブランクに入り,そしてまさに充電満タンで帰って来た.もっともっと毒を吐き,この世に席巻し続けて欲しいと思う.
ベスト・オブ・リック・スプリングフィールド
過去何種類かベストが出ましたが、今回のは曲目も多く最高です。ただジャケット写真が古臭い(2002年は思えない仕上がり、海賊版かと思いました)昔、よく聴いたなあ 当時を知ってる人も、知らない人も上質のポップアルバムをどうぞ