南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
SFマガジンの初音ミク特集で
『歌う潜水艦とピアピア動画』を読んでから単行本化を楽しみにしていました。
未読だった短編と書き下ろしが読めて非常に満足しました。
特に、書き下ろし。
あーやきゅあ移動体(表紙イラストの女の子)と
各短編の登場人物のその後が描かれていて良かったです。
「好き」と「楽しい」だけで宇宙開発しちゃうノリは
『ロケットガール』とか『ふわふわの泉』に近いと感じました。
霧子ちゃんも(名前だけですが)出てきますし。
あと、完全に個人的な思い入れなのですが。
ラストシーンは初音ミクLAコンサートのラストを思い出して
ちょっと本気で感動してしまいました。
沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)
薄い。しかも苦手なハードSF。
期待せずに読みましたが、素晴らしかった。
等身大の宇宙が描かれています。作者の熱い想いがストレートに胸に響きます。
ロマンとワンダー(驚異)がぎっしり詰まった本。
まだ早いですが、本年度ベスト1。
ロケットガール 1 限定版 [DVD]
他のアニメと比べて絵がすばらしいわけでもなく、CGが凄いわけでもない。
なのに見ているとそんな事が気にならない…
ストーリーと展開の軽快さがそうさせていると思います。
原作は小説なのですが、小説を読まないと内容がわからなくなる事もなくとても楽しめました。
こんな楽しいアニメがWOWOWでのみ深夜にやっているなんて…
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
ついに再版されました。
テンポの速い、気持ちいい作品ですね。一気読みでした。
別サイトで「英訳してクラークに読ませたい」というコメントしている人がいましたが、激しく同感。
クラーク好きな方には、プラスアルファの楽しみ方ができると思います。
表紙については、大人の事情と思いますが初版の泉ちゃんの方がかわいかったかと。
ロケットガール 6 [DVD]
いよいよ最大のミッションは、思わぬ事に。
はらはらどきどきひたすら燃える展開の中にも、
宇宙開発の本質を博士のセリフでさりげなく表現するなど、
なかなか感心させられます。
今回だけではないですが、WOWOW放送時のものと比べると
かなりの部分で絵の修正が入っているようで、完成度は上がっています。
オマケとしてむっちり先生のかわいいポストカード付き。
また3分ほどのパイロット版も収録されていますが、
これがかなり違う絵なので興味深いと思います。