カモン・ヘブン! [DVD]
典型的なブラック・ムービーです。この独特な映画の雰囲気が何とも言えず温かい感じ。この雰囲気は黒人にしか出せないと思います。キャストも、ウーピー・ゴールドバーグをはじめ、「SWAT」のLL クール・Jや、「マトリックス」シリーズのジェイダ・ピンケット・スミス、更に「キル・ビル」や「インデペンデンス・デイ」のヴィヴィカ・A・フォックス等どこかで必ず見たことのある人たちで、本当に豪華。ブラック・ムービーが好きな人はもちろん、そうでない人も軽い気持ちで楽しめる一作です。
Kingdom Come {New Edition}
名作名作とはきいていましたが、まさかこれほどとは。
読み終わったあと、なんだか明け方に見た夢が薄れていくようなあの感覚に陥りそうになって、慌てて二三回読み返しました。何回読んでもいいものはいいんです。
とにかくそれぞれのキャラクターが面白い。無駄に登場人物が多いわけではなく、「あの人がこんなところに…!」というのが随所随所に見られて、何だか面映いようなうれしいような。
全体を通して語られるのは、超越した者ゆえの孤独です。背中がうそ寒くなるような荒廃した世界で、人類は超人は一体何を行うべきなのか。
アレックス・ロスの珠玉のアートに彩られたストーリーの中でぜひその答えを見出してください。
ところで例のあの店に行ってみたいと思うのは私だけでしょうか。
キングダム・カム 愛蔵版 (ShoPro Books)
スーパーマン達が引退し、道徳的な「正義」を守らない、暴力的な若手ヒーロー達が台頭している地球。
力を持たぬ人類の政治機構は、権威を失って久しい状態となっていた……
そんな世界が舞台の、IFストーリー。
コミック史に残る名作中の名作であるのは間違いないのですが、
DCコミックスのヒーローに関してあまり知識のない方がなんとなく手に取り、読んでみても本当の魅力は分からないかもしれません。
ジャスティスリーグ等のアニメシリーズを流し見ている程度でも良いので、DCコミックスの世界に馴染みがあり、思い入れのある状態で読めば、この本から受ける感動と興奮は何倍にも増すのではないかと。
巻末の膨大な量のデザイン画と資料は圧巻の一言。
「その後」の業界の動きもまとめられており、この作品からいかに当時のコミックスシーンが盛り上がっていったのかがよく分かるようになっています。
Kingdom Come
あの忌まわしきクローン論争の火付け役、キングダムカムの1st。ハッキリ言います、コレは80年代後半に発表された数多のメジャーHM/HR系アルバム中でも5指に入る大名盤です。
正直言って、当時このバンドに浴びせられた非難は尋常ならざるものがあったと思う。ミュージシャンや評論家、雑誌編集者等、みんながみんなクソみそにコキおろしていた。ZEPがどれだけ偉大だったか知らないが、個人的には私が後追いで聴いたZEPのどのアルバムよりもこのアルバムは出来がいいと思うよ。それにしても当時の世間のこのバンドに対する扱いは酷かったね。横浜文体でのライブなんて半分も埋まってなかったもん。お陰でステージかぶりつきで観られたけど。口先だけで二言目には個性、個性などとぬかす無個性野朗どもにこの作品のよさは理解できないんだろうね。クローン、クローンってみんな右え倣えの態度を見るにつけ当時の私はこう思ったものです、”ざっけんな!!”。
Kingdom Come
このアルバム、私の20歳の頃レンタルCDで聞き全身鳥肌が立つ位
感動し、その後CDを購入しようとしてお店を歩き回ったが
廃盤になっており、レンタルCDのお店に、いくらお金を積んでも
いいから売って下さいと頼み込んで断られたのを憶えています。
私のCDコレクションは500枚を越えていますが、後にも先にも、
そんな思い出はこのアルバムだけです。
まね?ばくり?そんなことどうでもいいじゃないですか。
私は、もちろんツェッペリンも大好きですよ。
真似でもパクリでも、こんなすばらしい歌とメロディを
聴かしてくれるのですから、それでいいじゃないですか。
音楽の世界はそんな狭い次元じゃない筈です。