からん(1) (アフタヌーンKC)
京都の女子校(それもこてこての京都)の柔道部!
何とも奇妙な設定のコミックなんだけど、これがなかなか味わい深い。
青春期をこの町で過ごした一人として、なんともはや懐かしい京風雅と、少し刺さる京風意地くそ悪さ。
これが女子の!柔道!!と、何ともミスマッチな雰囲気が、実に実に面白い。
とはいえまだ若干戸惑っています。
個性的な登場人物も、まだちょっと性格と顔とが一致しない部分があって若干混乱。
多分、もう少し話が進むとここらきちんと落ち着いてくるんでしょう。
何とも不思議なムード、不思議なテンポの、ちょっと気になるおもしろさです。
からん(7) <完> (アフタヌーンKC)
手に取った瞬間、分厚さに驚かされる最終巻。
回収されてない伏線が山ほどあるけど、「幕切れ」になってしまったものはしょうがない…納得はいかないが。
書き下ろしはそういった未回収の伏線を拾うようなものではなく、いまいち影の薄かった穂積に焦点を当てて進んでいきます。
本誌で読んだから充分。とか思っている人でも、最後の最後で吹っ切れて前向きになった穂積を見るだけの為に、この最終巻を買う価値があると思います。
それくらい吹っ切れた穂積が素敵。
とにかく、ここで終わってしまうのが本当にもったいない漫画。
もっとこの面々の活躍と成長を見ていたかった。比嘉のボケたおしも、大石先輩の大暴れも、雅の思惑もこれにて打ち止め。残念です。
巨娘(2) (アフタヌーンKC)
長らく待っていた2巻がやっとでました。
ほんとにおもしろいですよコレw
ページがごちゃごちゃしてる感じもありますが、そこに書かれていることがいちいちおもしろいんですよねぇw
この作者の本にしてはイマイチマイナーな感じがしますが、自分的には一番好きな本です。