大名盤! これは間違いなくヤン富田氏の最高傑作! 今回もテープエフェクトやら何やら難しい事してますが、全てがスウィーツ&ポップ。 ジョン・ケージ「4'33”」のカバーはまさに圧巻。必聴です。 これはアートではなく、ただただ、音楽。 何も考えず、耳を傾けて下さい。
現代日本の音楽シーンを引っ張る大物という大物がこぞってリスペクトする偉人、ヤン富田の新作です。小山田圭吾から、小西康陽から、藤原ヒロシやら、須永辰緒に田中知之、いとうせいこう、テイ・トウワなどなど、ヤン崇拝者は数え挙げればキリなしです。
全編通して揺らぐ電子音に、穏やかなリズムと甘美なメロディーが秀逸。スピーカーから放たれる、心地よく微妙な空気の震えに身体全体包み込まれれば、完璧チルアウト。環境音楽の大家Brian Eno(ブライアン・イーノ)に代表されるAmbient(アンビエント)音楽とも一線を隔した、ヤン富田ならではのリラクシンな音たち。ぜひ。
呼吸、心拍、エアコン、風の音、、、 日常に溢れる音たちが、こんなにもファンタスティックに聴こえるのはヤン富田のマジック?? ありとあらゆる音が、時に電子音と溶け合い、時にはそのまんまでも、すべてポップミュージックへと昇華している。 オーディオCD3枚+CD-ROMの計4枚組はジャスト。 モンドやら、アバンギャルドやらでかたづけることなかれ。 美しすぎる「音」世界。 音楽とはこういうものでないかと。
待ち望んだ(re)リイシュー。
年中聴けるハワイアン。
洗濯物をたたみながらでも可。
EMレコさん、エエ仕事しまっせ(西川のりおていま何してん?)
はい、アンドロイド・シスターズをきっかけに聴きなおしたクチです。(笑 キャロラインちゃんの正体など、今でも様々な真偽不明の噂がとびかっていることでも、この作品の話題性がうかがえますよね! キャロラインちゃんに関しては歌唱力よりも表現力の点で驚かされます。 揺れ動く乙女心、「MY SPINING WHEEL」、クライマックスの「NOW THAT YOU'VE GONE」では感動で涙が出そう!! 機械で本物よりロリータに加工されているにしても、おそらく少女には違いないですからね~ホント驚きです。 ひとつひとつのトラックの出来も最高だけど、通して聴くと、ふわふわドキドキの世界に浸っているうちに、「AIR VIVES」あたりからは胸がキュンとして来て、「THROUGH MY WINDOW」まで来ればキャロラインちゃんとのお別れがさびしくなってくるのです。 CDなんだから何度でも聴けるにも関わらず。 これはまさにスゴク面白い本の最後の1ページを読み終わってしまうときの切なさ。 あ、思い出したらまた聴きたくなっちゃった。
|