戦後(終戦~70年代位まで)・戦前の女優の写真を集めたものです。一人につき写真一枚と短いプロフがついているだけですが、掲載人数296名と多いので、読みでがありました。日本映画全盛期に青春を過ごした方ならば懐かしい顔ばかりでしょう。美人女優から脇役、子役の有名所が載ってます。掲載されている女優の中で筆者は、戦後は若尾文子、新珠美千代、淡島千景、岸恵子、高峰秀子、三宅邦子、杉葉子。戦前では桑野通子。戦前・戦後を通じて活躍したところでは高峰秀子、原節子、三宅邦子が好きなので、それらを見られただけでも良かったです。このあたりの女優の写真は今でもきれいだなと思わせるに足る魅力があります戦後中年を迎えた女優たちの多くが美人であったという事実を改めて確認しました。浦辺粂子が美人だったとは。離婚を期に「一生映画で食っていくため」老け役になったそうです。杉村春子が広島出身とは意外。この人の東京弁は非常に素晴らしいものがあるので。戦前と戦後では「美人」の価値基準が大きく変わった気がします。これはファッションに大きな変化があったためかもしれません。で、ベッキーに似た女優です。井上雪子と言います。小津安二郎監督の「女人哀愁」(昭和6年製作)に出ているくらいですので、それなりの格はあったと思います。この人が本当にベッキーそっくりです。日本人とオランダ人のハーフだそうで、もしかしたらベッキーと関係しているかも、と思っていたら、彼女は日本人とイギリス人のハーフでした。 あと、細川ちか子(晩菊での演技が絶品)の目元が内田春菊に似てる・・・・といっても分かる人いないと思いますが、分かる方、長生きしてください(笑)戦後登場する女優の中には宝塚(八千草薫、新球、淡島など)・松竹歌劇団などの出身者が少なくありません。これらが美人女優の供給地でした。また新劇の関係者も多く、こちらは脇役の供給地として戦後映画を支えていました。こういったところの人材不足がひいては日本映画衰退の原因一つではなかったかと思います。とにかく掲載人数が多いので、女優さんの顔を見るたび、昔観た映画を思い出したり、と一冊で二度おいしい写真集となっています。
期待の新人・高杉さと美さんの待望の1stアルバムです。
早速、聴いてみたんですが・・・シングル曲はもちろんの事、アルバム曲の出来が素晴らしい!
全体的にまったりした曲が多いんですが、落ち着きたい時に聴くのに最適だと思いました。
購入を迷って居る方!ぜひとも手に取って見て下さい、損は無いです!
おすすめの曲は、「いちばんやさしい風」です♪
正直、評価は無理です。
読み手のラグビーに対する思い入れの深さで、
どうとでも評価できる。
例えば、堂場は、うしろからのタックル
いわゆる「後追い」タックルが怖いという。
私は「後追いタックル」などタックルではないと思っている。
したがって怖いと思ったことはない。
ポイントで失明するかもなんて思ったこともない。
こういう風に、経験や思い入れでどうとも読める小説です。
しかし、熱い気持ちを思い出させてくれることは確かですし、堂場のラグビーへの思いはわかります。
ただ、堂場のラグビーに対する思いが強すぎて、その思いが作品的にはマイナスに作用していることは否めない。
これが重松清あたりならもう少しうまくまとめた、
いやそもそもこのプロットでは書いていないだろう。
まぁそれぐらいベタな小説です。
それを承知できる、昔ラグビーやっていたという40代におすすめです。
堂場と同い年の私が個人的に思うには、「あの試合」は二度とできないってこと。
解説を書いている玉塚氏とも芝の上で戦ったことがある私にも
いくつかの「あの試合」はある。
でも、やっぱり「あの試合」はもう戻らない。
現役の頃や、引退してしばらくは、そのことに本当の意味で気付かない。
10年ぐらい経つといやでも思い知る。
だから北島忠治は「一期一会」という言葉を大切にしてきたんだろう。
冒頭でジャン・ピエール・リーブの言葉を引用しているが、
リーブがパリジェンヌ達の間で
俳優のジャン・ポール・ベルモンドを抑えて
「もっともセクシーな男」となったことがあることを知っている人はどれぐらいいるんだろう。
結局、私の青春は、両の手の甲と手首に残るタックル練習による傷跡に収斂されるのだろう。
この傷跡は、ラグビーをやっていた者の勲章だから。
笑っているようで、寝ているようにも見える表情が絶妙です。どこから見ても可愛く、座らせたときの、後ろ姿に哀愁を感じてます。高価ですが、最高の肌触りと抱き心地です。ネットではその感触が伝わりにくいのが残念。ソメゴローというネーミングは、似合っていると思います。
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