うたい文句のように頭に効くかどうかは知らないが、ピアノ中心の軽快な曲たちが心地よい。価格もリーズナブル。本アルバムで気に入ったジャンルを見つけて、さらにモーツァルトを知るための足がかりとしても良いだろう。
「毛玉取り」の商品を探すため、いろいろな商品のレビューを読んで、アートブラシ社の評価が高いことを知りました。
今、届いて、母が使い、お気に入りのショールの毛玉が取れ、きれいになっていました。 僕も、着ているボタン・ベスト・カーディガンの毛玉が、おもしろいように取れ、新品になったようです。 いろいろなところに、その道の商品と達人に、嬉しくなります。
ブラシのハンドルを握った時に、適度な曲がりが、生地とブラシが接触する角度を考えて使いやすくなっていることと、それと「浅草」の文字が、お気に入りです。
この「商品の説明」に述べられている「2代目、筆頭職人、大内達治氏」から、老舗ブラシ・メーカーの姿を想像しました。
先崎によれば、小額の金をかけて行うのが小博打である。取上げられる種目は、麻雀、サンマ、チンチロリン、ちょぼいち、ポーカー、花札、おいちょかぶ、手本引き、カジノのギャンブル、しまいには将棋までが出てくるのだ。いやあ、面白かった。僕と考え方も同じ。ゴルフや麻雀で千円くらいを賭けるのは法には触れないですよね。ほら、新潟県警の偉い人も図書券賭けて麻雀やってたしさ(笑)。一つの項目も短いので、手軽に読めるし、おススメの一冊。さらに、出来るならば、小博打をお試しいただきたい。実行するための仲間というのもそうとう限られるだろうが、面白いですよ。僕も小博打うちの一人としておススメします。
夫がAmazonで購入したのを拝借。
「人生二毛作」という言葉から、副業を持ったり、リタイア後も働き続けるためのスキルアップの方法が書いてあるのかと期待して読んだのですが、そういう内容ではなく、「ひとつの職業ばかりに打ち込んで怠惰な老後を過ごすのではなく、いくつもの趣味や生きがいを持ち、いきいきと自発的な老後生活を送る方法」が書いてある内容でした。
自分のねらいとは違ったものの、好奇心を失わずいきいきと過ごしておられる筆者の様子がいかにも楽しそうで、「こういうふうに過ごせるように、今から色々と始めなきゃな」と勉強になりました。
特に、 「知識が多くある90点学生の卒論より、知識が足りない70点学生の卒論の方が、ずっと内容が面白い。知識がないゆえに、考えるからである。記憶や知識を増やすことに頼っていると、考える力をなくしてしまう。特に記憶力が衰える老年期は、この考える力を伸ばすよう意識するべきである」 という箇所に感銘を受けました。 ただ知識をつけるだけじゃダメだ、もっと自分の頭で考えなくては!と目からウロコです。
将来を見据え、どんな趣味を持ち、どんな能力を伸ばすべきかを考えることができるので、まだまだ現役の世代が読んでも勉強になると思います。
また、内容からはちょっと反れますが、文体から、「いろいろ批判や意見もあるけど、俺はこういうスタイルでやってきたし、これからも我が道を行くもんね!」という、いい意味での頑固さ、偏屈さが随所に感じられて面白かったです。 大学で人気の教授はみんなこういう感じだった気がする(笑)
クラシック音楽には様々な楽曲があり、多くの演奏家がいて、それで数多くの録音があり、フアンは様々にこれを楽しむ。その過程で、好みや解釈、あるいは思想などの違いが生じ、人によって、あるいは聴くときの気持ちによってさえ、支持する演奏、好きな演奏が異なる。まさにそれがクラシック音楽フアンの、汲めども尽きない「興味の泉」ともなる。
しかし、中には「この演奏は誰が聴いても、好きになっちゃうのでは?」と思うものもあり、さしずめこのペライアとルプーによる1984年と90年に録音された魅力的なディスクも、私にとって「そう思わせる一枚」なのだ。
ペライアとルプーという二人のピアニスト。この二人は、本当にこれらの曲に相応しい二人だ。彼らの演奏は、ヴィルトゥオジティ(演奏上の名人芸的技巧)を振りまくものではない。圧倒的な力を感じるものでもない。しかし、彼らの演奏に代え難い価値をもたらしているのは、深いところから綿々と紡がれる「音楽性」であると思う。つまりモーツァルトであればモーツァルトの、シューベルトであればシューベルトの歌を、まさに最上の形で自身のパフォーマンスの中に解き放つ能力に卓越しているのだ。だから、このディスクを聴いていると、本当に溢れるような音楽の魅力が横溢していて、音楽学とか、解釈論とかで文句をつけるようなことは到底頭に思い浮かばない。そういう天性の心地よさに満ちている。
モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」は輝かしいニ長調の音楽だが、二人の演奏はヴィヴィッドで快活そのもの。屈託のない音楽が明るい陽射しのようにパーッと広がる華やかさがある。「幻想曲ヘ短調」は曲自体がモーツァルトの短調の名曲として数え上げたいくらいの名品だし、ペライアとルプーに弾かれると、濁りのない淡く優しい哀しさが適度に舞い、健康的な美観につつまれる。
シューベルトの「4手のための幻想曲ヘ短調」も知られざる逸品で、ペライアとルプーの明朗な音楽性に裏打ちされることで、いよいよその魅力が現出した観を深める。
以上のように素晴らしいディスクなのだが、収録時間が42分程度と短いのが残念。できれば彼らに弾いて欲しい曲がほかにもたくさんあるのだが。今後に期待したい。
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