2011年は「家政婦のミタ」がドラマの話題独占だったけど、深夜ながらもうひとつ面白いドラマやってましたよ。
それがこれで昭和の名作ファミリードラマのパロディー、しかもコメディーでくせになる。
物語は父、母、8人の子供たちの10人の真田家の物語でお母さんは後妻で末っ子のみが実子である。ある日元ストリッパーで死んだはずの前妻(広末涼子)の幽霊が突然現れ家の内情を調べ始める、なぜか前妻と血のつながっていない末っ子(加藤清史郎)のみ幽霊が見えるのだ、二人の掛け合いが絶妙で最終回まで引っ張ります。
パロディーの元は「俺たちの旅」や水曜ドラマ「時間ですよ」などのシリーズ、そしてお父さんの職業がカメラマンで「池中玄太80キロ」を
彷彿とさせ最終回の惨事は「岸辺のアルバム」のようでもある。
また平成時代各局で流行った「実録大家族モノ」には対抗意識があるようで「ダイナミックパパ」なる劇中劇ならぬ劇中ドキュメントがある。
そして主役の真田家の生活ぶりには全くリアリティーがない(笑)部屋が散らかっていたり、兄弟げんかなどがお約束である実録大家族モノをあざ笑うかのようである、大家族を描くなら素人ドキュメントではなく「ファミリードラマ」なのだというのがこの作品の主張のようだ。
役者さんの起用の仕方も面白い、後妻に光浦靖子、子供たちのおばあちゃんにきたろうなど、とにかく見て欲しい、第一話とラスト3話は特にお勧め。
それにしてもアマゾン限定のボックスのオマケって何なんだろう。
杏さゆりファンなので、それ目当てに見ました。
芝居を映像化した作品で、ストーリーは小説家のモト冬樹が愛人の杏さゆりを別宅にまねいて仲良くしようと思っていたところに、姪っ子から甥っ子、嫁に息子、そっから彼らの恋人たちや編集部の男やらいろいろやってくる。
小説家のモト冬樹は嫁にバレないように嘘をつくわけだが、その嘘が嘘をよびお茶の間が大混乱になる話。
杏ちゃんは渦中の女なわけだが終始モト冬樹を慕うやさしい女を演じていてとても好感がもてる。最初はギャルっぽい感じが中盤からお嬢様っぽい服にかわるがもっといろんな杏ちゃんを見たかった。
AKB48の篠田麻里子がバカギャルの役で登場しているけどバカを熱演していて存在感がある。AKB48で一番のスタイルは確かだ。ただ、あんまりやかましくて、だんだんとウザくなるけど(笑)。なつかしい元モー娘の保田圭も出ている。
肝心の作品はというと、これだけの登場人物のなかで嘘が破綻しないようにものすごい複雑なごまかしの網が張られていくプロットはすごいと思った。それを除けば吉本新喜劇のドタバタとなんら変わりは無い。ギャグ連発の吉本の方がもっと笑える。ちょっとお金はらって芝居を見に行こうと思うようなシロモノではない。
特に二階の勘違いのやり取りと、三階の画家とのやりとりが 面白いです。何回見ても面白い! プロデュース公演では主役は片桐仁さんで、小林さんは脇に回ります。 この公演では小林さんは画家役なのですが、章の最後にあっと驚く ことが起こり、お客さんから「お~」という歓声が上がります。 果たして何がおこったのか、あなたの目で確かめてください。
中村獅童さんの歌だけが聞きたくて買いました。中村獅童さん最高です。
続編やってほしいですね。「ミタさん」「ベム」「蜜の味」「11人もいる」ドラマ4本全てブルーレイに録画しました。地デジの高画質だし買わなくていいかもですね。全て最終回向かえますがまたくり返し見ます。
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