高校生の頃に放送されていたのを何となく観ていて、その後何となく忘れてた。 何年も経って、ふと何となく思い出したりして、その度に何となく「どんな作品だったっけ?」と気になってきてた。 そして何となく調べたら、DVDのセットが売っていた。しかも安い。観返すには丁度いいと思い、何となく買って作品を観た。 観終わった後、「買ってよかった」と思い、大事にとって置こうと思った。そんな感じの作品。
同じように、過去に観ていて何となく気になって、ここまで来た人なら、買って損をした気分になる人は、そうはいないと思います。 この値段ですし、気になるくらいなら買ってしまったほうがプラスになると思います。
逆に、この作品に凄く思い入れがある人にとっては、廉価版じゃなくていいから画質を向上させて欲しい、という要望を持つ人もいるかもしれません。
商品のパッケージにも、公式サイトでも次のように警告してあります。
この商品は現存する最良のマスターをQ-tec社の高画質HDマスタリングアップコンにてフルHDの解像度を実現しておりますが、
デジタルアニメーション初期の作品であり制作時に発生したマスター起因による不鮮明な画像等、収録話数やカットによって
クオリティのばらつきが生じております。ご了承の上、お買い求めいただければ幸いです。
また、プロデューサーさんもインタビュー等で、画質至上主義の方は購入しないことを推奨していました。
2話と7話の画質が悪いことも事前に仰っていました。
よって、画質に期待して購入する人はいないでしょう。
しかし、汚いわけでは無いです。むしろDVDの画質と比べれば、残り11話は格段に綺麗です。
ただ、ディスクがとりづらい。
2枚重ねが3組に連なっていて、下のディスクをとるためには上のディスクを一度外す必要があります。これが結構面倒ですね。まあ、大きな不満点ではないです。
封入特典の解説書はDVD版でいう灰羽白書をまとめたようなものです。灰羽白書にしかのっていない内容の方が多いですけど。
DVD初回版全巻もってる人は迷うところではあるでしょうが、灰羽連盟がそれだけ好きな方なら購入しても損はないと思います。
逆に、DVDを持っていないという人は、八月末に廉価版DVDを視野に入れてみては。
手触りのよい真っ白な、繭のような箱、安倍氏による描き下ろしパッケージ、上田Pと安倍氏の対談、これだけでも私の購入理由には十分すぎました。
できれば関西版予告も収録してほしかったのですが・・・。(当時関西在住でしたので)
たった数秒ほどの映像で星を減らすのも馬鹿げていますし、なにより懐かしいものなので、満足しています。
ラッカのこころにすごく共感します。 見るたびに何度も泣いてしまいます。 でも大好きな作品です。
「灰羽は突然生まれて、突然になくなる、、そんな私たちに何の意味があるの」このセリフがこの作品のストーリーを示しています。しかしこの作品で本当に描かれているのは、登場人物一人一人の関わり(関係性)です。日常生活の場面で、各キャラの会話・振る舞い・独白によりキャラ同士の関係がきちんと描かれているので、何気ないシーンでも思わず「ハッとする」様なことが何度もありました。繰り替え沁みるとそのたびに新しい発見があり、静かに心にしみこんでくる様な作品です。もちろん事件は起こるのですが、それよりもこの日常生活の描写が、この作品の真の目的ではないかと思えるくらいです。ちょうど、庄野潤三の作品を読んでいるような気になりました。音楽もシンプルかつ印象的ですばらしい。(サントラ買ってしまいました)「感動したっ!」はありませんが、日常生活による心のゴミをとってくれる名作です。
落ち着いた感じの曲が多いけど、綺麗ですごくいいです。アニメ見てない友だちもいいといってました。何度でも聴きたくなるんです、本当に。綺麗な曲が聴きたいのならおすすめですよ!
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