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美人記者の密室殺人事件と、特捜の追う政治家汚職事件という、まったく関係のない事件が交互に進行していき、中盤でこの二つの事件が交差するあたりからジェットコースター展開。結局、一気に朝まで読んでしまいました。佐々木譲さんが絶賛されるのも納得です。
時系列的に、政治家汚職事件が2004年夏〜。殺人事件が2005年1月と半年のズレがある進行なので、それに気づかず読んでいるとあれっと思う描写がありましたが、それにはその必然性があったことは、あとでわかりました。
 なんといっても、作者が元特捜検事(TVによく出ているあの人?)だけあって、警察や特捜の内部事情や取り調べシーンの迫力は圧倒的です。
 なにより、無実の人間が容疑者にされ追い詰められていく過程のリアリティは半端ではなく、これが作者の実体験にもとづくものだとしたら、かなり恐ろしい話です。
 
 殺人トリックも、最初はいまどき密室ネタかよと思いましたが、これが意表を突いて実に鮮やか。その手があったか。わかる人にはニヤリとさせるような小ネタもなにげに仕込んであって、この筆者、実はかなりのミステリマニアと見た。
 主要登場人物も、描き方が少し甘い点があるもののキャラが立っているのと、主人公がこれから検察組織でどう生きていくのか気になるので、次作を待ちたいところです。
 
 
 
   
ミルキィホームズのアルバムもこれで3枚目になりました。
 曲数は6曲と今回もちと少ない・・・・
 
 ですが名曲ぞろいです。
 今回はソロ曲が5曲と各キャラクター性を掘り起こしているイメージです。
 
 1.グッデイ・エブリデイ
 シャロの曲は彼女の元気さをよく表現していると思います。曲調としては以前のアルバムと似たような感じかな?一番普通のキャラソン曲という印象でした。
 
 2.DADADA☆はっく
 ネロの曲は電波ソング!。ちょっと意表をついた感じでした。ネロの声優さんのかわいらしい合いの手がいい感じでした。ちょっとくどいぐらいですがネロスキーにはおススメですw
 
 3.ヒロイン探偵物語
 エリーの曲はしっとり・・・・と思ってたらぜんぜん違いました。エリーが成長したい願望などを心地よい曲調で歌ってます。個人的に一番お気に入り。
 
 4.ヒミツの花園
 コーデリアさんの曲はお姉さんって感じの曲です。1枚目のアルセーヌの曲のような大人な感じがします。しかし歌詞は百合っぽいのはコーデリアさんだからだろうなあw
 
 5.ココロノエデン
 こころちゃんゲキウマw。サマースペシャルを見た方はわかりますが、挿入歌です。こころちゃんとは思えないほどかっこよすぎます。ナンジョルノさすが。しかしこれがこころちゃんっていうのは少し首を傾げてしまいます。かっこよすぎてw
 
 6.パーティーパーティー!
 ミルキィホームズお得意のパーティ曲です。アニメでのEDの映像と一緒に聞くと凄いです。はっちゃけててうれしい限り。
 
 
 今回も名曲ぞろい。
 とくに5,6の畳み掛ける曲は凄い盛り上がり加減。
 サマースペシャルを見たことない人でもこれを買って予習しましょう。
 
 あと個人的にアニメ絵のジャケットになったこともプラス。
 声優さんが嫌いってわけじゃないんですがこういうキャラソンはできればアニメ製作陣とかが描いていたほうが自分はうれしいんです。
 皆可愛い。
 
 やはり曲数が少ないのが不満点かな?
 ということで4点
 そろそろギャグでもいいからG4かスリーカードの曲を・・・・・
 
 
   
E−NETということでさほど情報がなかったが、サンプル動画見て速攻購入。
いやはや、イイもの見せてもらいました。
 
 CH2のセクシーキャット。横から見たら丸裸、ムチムチボディがエロすぎる。
 その後も通常の水着アイドルからは一歩踏み込んだエロシチュが続く。何より背中ヌードとかノーブラが多いのがイイ!
 そのセクシーな格好で足開いたり、腰振ったり、エロい舐め方したり…。
 そして最終チャプ、ベッドであまりにHなアングルの接写から手ブラも披露。おまけに特典のインタビューも「なんじゃこりゃ!」(笑)
 
 幼い顔立ちに日焼け跡のない褐色の肌とムチムチボディ。
 彼女の作品は初めてだけど、こんなエッチなキャラとは知らなかった。
 18歳でセクシー解禁ということだろう。これからますます発展していく姿を楽しみにしたい。
 
 
   
佐々木譲さんがもっと本気で取り組んだら、もっともっと面白い作品に仕上がったはずなのにと、ちょっと残念な気持ちだ。取り上げたテーマ自体は興味深い。かつてサラ金の多重債務に苦しんだ男たちが、そのサラ金の元幹部に制裁を加えていく・・・武○士がモデルと思われる話は、現実には悪い奴がのうのうと生き延びており、せめて小説の世界だけでも制裁を加えたいという気持ちはよく分かる。作者自身のやり場の無い怒りを小説にぶつけたものと思う。
 しかし、その割にはやや淡白な印象が否めない。サラ金経営者側の悪辣さを徹底的に描いたり、その犠牲となって苦しんだ人々の苦悩を徹底的に描けば、もっと読者の心もヒートアップさせられたのではないかと思う。
 警察が核心に迫ってくるのもちょっと早すぎるかな?なんかあまりにもテンポ良く話が進み過ぎるきらいがあり、佐々木譲作品らしからぬ展開とは言い過ぎか?
 もっと長くなっても良いから、丹念に描いてくれれば傑作になったのではないかなと思ってしまう。
 
 
   
2年前の『悪貨』のレビューと変わらず「文章も構成もしっかりしているし、一気に
 読んでしまいました。」
 
 テレビドラマの台本のような陳腐な結末。
 物語りに「お決まり」以外はなく、悲劇は、
 単純な甘さがないと、、著者の趣味かも
 知れないけれど、エンターテイメントと
 謳うからには、そこは 衆愚にお付き合い
 頂いて、どんでん返しも用意して、、と思う傍ら、
 島田さんには違うものを期待します。
 
 
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