とても気に入っていますが、ジョージ・ラムの歌う主題歌が入っていないのはとても残念です。 それで星4つ!!
ラブラブなのはともかく、最後の方は、単なる変態趣味カップルという感じで、キンカン趣が薄れていた感じがした。
メインとなるのは全7話からなる『ママは心配性』です。美しい母親が(それなりに)可愛らしい息子に、胸を触診させようとしたり、デートをセーラー服で尾行したり、学校でブルマ姿になったりとするのですが、後半は妙に投げ出したというか、やらせればいいんでしょう感がぬぐえません。これが個人的にマイナスポイントです。
他には、継母が娘のボーイフレンドと結ばれる『ほーむ・えでゅけーしょん』保健室で白衣をオカズにしていた生徒と保健の先生との関係を描く『センセイの保健室』姉の代わりにバイトに行った少年が姉の友人に女装させられコトに及ぶ『SISTERFAKE』が面白かったです。
収録内容
・妖しい隣人
浪人生が隣の人妻とご主人の前で
・OVERTIME WORK
厳しいメガネの課長と・・・
・edge エッジ
上品な人妻が・・・
・流れ星に願いを
帰省した女性が廃校舎で出会ったのは・・・
・メイド・迷奴 麻里安
夫の弟とメイド姿で・・・
・Angel in White
病院で看護婦と・・・
・PrivateLesson
家庭教師が教え子の母親と・・・
・BABY SISTER
従兄妹の娘(実は・・・)と・・・
・せんせいの放課後
予備校教師が三人姉妹と・・・
・或る未亡人の肖像
主人の通夜に・・・
人妻物が好きな人には完全にお勧めですんね、
個人的お気に入りはBABY SISTERですね。
全10編の短編集。一応、青年コミックの扱いだが、内容的には全く以て成年コミックと同等である。一番最後に配された表題作が、友人の母を貶めていく少年という、最も作者らしさのある話で、玄関先で責められながら、次々に帰宅してくる息子や夫を追い払う母の姿が淫猥そのものである。
どちらかと言うと、甘さも醸す誘惑系が前半に、無慈悲な凌辱系が後半に収録されている感じ。ストーリーが良く出来ており、奥深い愛情を交わしたり、逆にちょっぴり切なかったりしていたら、薄暗い感情とともに女を見下すような主人公が出てきたりと、1冊の中でかなり振り幅が大きい。凌辱と言っても、抵抗するのを無理矢理剥いていくようなものではなく、男女の心情がマッチしていない中で、悶々とした想いをぶつける形だったり、腹いせ的に他の男をあてがったりするものである。ただし、誘惑系であってもスカッとした明るさではなく、どこか退廃的でどんより曇っているようなテイストが混じるのは飛龍作品ならではといったところか。
作画については進歩の過程というか過渡期というか、デフォルメキャラチックでアニメ的だった画風から、色気のあるお姉さんへと変わりつつあることが窺えるものである。とりわけ相姦をテーマにしつつあることから画風も変わってきたのであろう。バリエーションも豊富な汁々の描写はかなり煽情的ではあるのだが、もう少し頁を費やしてほしいとも思う。
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