陽気で才気活発なリジーとプライドが高く辛らつで妥協を知らないダーシー、女性のたおやかな魅力と男性の誠実さ、どちらが相手をひきつけるか?主人公の二人のぶつかり合いが結膜へ向けて期待を盛り上げてくれます。 時代を感じさせない、生き生きと描かれた周囲の登場人物も魅力的です。オースティンの人間理解の深さが随所に「皮肉とユーモア」として味付けされています。また、誠意やおおらかさ、軽薄と利己心、登場人物の性格が人生にもたらす帰結もキチンと描かれています。 DVDも原作に忠実でとても良いできでした。ダーシーを演じるコリン・ファースのかっこよくもいじらしいこと!女性ファンは大満足でしょう。(^-^) ちなみに個人的になお気に入りはコリンズ氏&ベネット氏です。
有名すぎる名探偵、シャーロック・ホームズです。 もう150年前のお話ですが、面白いです。 旧訳は格調高い感じが良かったですが、この新訳は読みやすくて良いです。 まだ読んだことないという方は是非読んでみてください。
あ、 バーロー(笑)からはいったって方は読まなくていいです。
(以下3行上巻レビューと同様)
この『世界史概観』は1922年初版。日本では1939年(昭和14年)に『世界文化史概観』 として上梓される。
以後,子息および、歴史家レイモンド・ポストゲートによって2度改定される。本書は、1965年(昭和40年版)で、
改題され現タイトル『世界史概観』となったものである。
下巻は、王侯に反逆とローマ法皇の分立から始まって、第二次世界大戦改訂版出版直後の1946年までである。
興味深いのは、1965年(昭和40年版)の4ないし5章分が、書き直されておりそれが1946年(昭和21年版)
とともに記されているところである。
たとえば、
1946年(昭和21年版)
「(これからの時代は)人間の社会機構の拡張および複雑さと歩調を合わせるほどには、はげしい想像力に富む思索力が、
増大していないこともあるかもしれない。それが人類のもろもろの希望に投げかける最も暗い影なのである」
〜つまり、人類は馬鹿かもしれないということだ。
1965年(昭和40年版)
「世界が二つの敵対的陣営に分裂したことを標示するためにここで選んだ年、1948年、はかなり任意的なものである、
たしかにスターリンとその配下とは、それよりずっとまえにこの分裂を予期し想定していたし、そののちにも、
協調が回復されるだろうというはかな希望のひらめきが何度かあったこともたしかである。しかし今日われわれが
持っているあらゆる証拠は、ソ連、すなわちスターリンとその下働きたちが、今や消極的妨害から積極的攻撃に
転ずることができると判断したのはこの年であったということを証明しているように思われる」
〜つまり、人類は馬鹿だったのである。
今は2020年だがH・G・ウエルズは,どんな最終章を書くだろうか。人類は馬鹿のままだろうか。
詩に情感豊かな感性があふれてこぼれ出している。詩に興味をもったら、絶対にバイロンを薦める。個人的にはシェイクスピアと双璧をなしている。それ位ドラマティックで繊細な人だ。
今まで知っている歴史を違う側面から知ることができた。淡々としかも感動的に。
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