映像はかなり綺麗です。
フィルムグレインはあまりないながらもいい味が出ています。
丁寧に作られているのが鮮明に分かる。
細かい部分までしっかり映っていますし、明暗の対比も非常によく再現できている。
かなり高いクオリティを安定して出しています。
アニメという事を踏まえてもかなり綺麗な分類になるかと思います。
過去のBDアニメ作品の中でもトップクラスの画質じゃないでしょうか。
音もかなりよいです。
響きがよく重低音のサウンドが心地よい。
高音の抜けもいいですし、広がりのあるサウンド。
5.1chのサラウンド感も十分伝わる。
一部キャラのセリフがやや聞き取りにくかったですが、これは声優の問題でしょうか。
ストーリーは19世紀の産業革命のイギリスを舞台にした冒険劇。
設定などは細かくできており世界観もしっかり構築されています。
丁寧な展開ですので、安心して観る事ができる。
テンポはやや間延びしたシーンも多く、退屈に感じる事があります。
展開的にはとても王道的なアニメ作品。
それだけに可もなく不可もなくといった印象を受けます。
ダイナミックな映像美の割に、こじんまりとまとまってしまった印象。
作画の丁寧さ、CGとの融合、カメラワークやスピード感などは圧巻の出来。
特典映像は公開時の予告と特報のみではありますが、HD画質で収録されているのは中々満足。
同梱のブックレットの出来なども中々よい。
しかし、相変わらずパッケージの仕様が頂けない。
BD目当ての人にとって全く不要であるDVDの同梱は理解しかねます。
パッケージもDVDトールケースサイズというのは正直頂けません。
その点を踏まえて、総合評価では作品自体の満足感から★1つ引いています。
この仕様に納得ができて、内容の好みもクリアできるなら、この画質音質には満足できるかと思います。
この作品を見て、大友さんの世界の広さを改めて感じました。 本当に凄いわ。いろんな世界を持っている方だ・・・ AKIRAの様な未来物だけでなく、 まったく舞台の異なる19世紀のロンドンを舞台とした 今までの大友さんのイメージをグルリと変える新鮮な作品でした。 映像技術も凄いし、 テーマに科学という難しいテーマできたのが凄い。 これが正しいんだ、という答えを観た人に押しつけるのではなく、 いろんな人の「科学」の考え方が出てきて、 自分にとっての科学はどうなのかと考えさせられました。 特にエンドロームは映画のその後というか、 科学の行方というか、一番テーマとして大切なことが沢山つまっていて 良かったと思います。
大友克洋のアニメ映画のコミック化。というより、その前日談といったところ。
とっても面白かった。スチームパンクっていいなぁ。これをスチームパンクって呼んでいいか分からないけど。
日本ではあまり流行らないが、SFの一ジャンル。ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングの共作、『ディファレンス・エンジン』とかは名作だったなぁ。
この作品は、それとは比べようもないけど、雰囲気はよく出てる。ただ、科学の進歩が明るい未来を築く、というのはあまりにもナイーブ過ぎると思うが。
実は、まだアニメ見てないので、録画したやつを今度見てみよう。
劇場大作『スチームボーイ』に登場する、もう一つの主役とも言えるメカニック群を中心に紹介した一冊。 大友監督やアニメーター、設定マンなどのラフデザインが多数掲載されており、画面という完成形に至る過程が一望にでき、その量・内容ともに圧巻。 姉妹書のストーリーブックが物語中心の内容であるので、メカニック中心の資料集といった作り。
収録されているおはなしが1話・2話・3話、飛んで6話・また飛んで10話ですねぇ。全部収録してくれればいいのに。現在12話まであるみたい、バンダイビジュアルさんまとめて発売して下さい。
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