読めば読むほど大傑作。
サルトルの『嘔吐』のように冗長ではなく、
人物造形、磨きぬかれた乾いた文体、構成力、
内的な緊張感と充実度は素晴らしい。
カミュ自身は「実存主義者ではない」と言明していたし、
むしろ超越論的な飛躍を前提とした実存哲学や実存主義は
「哲学上の自殺」と呼んでいたが、
『異邦人』を読む限りにおいては
カミュ自身はニヒリズムとペシミズムという
フランクルの言う「実存的空虚」にはあったとはいえるのではないだろうか。
解説にて白井浩司は、
ムルソーの「全てが終わって、…」という文章をひき
イエスの臨終時の「わがことすべて終わりぬ」とを比較しているが、
私はむしろ、カントの『実践理性批判』の以下の言葉
静かに深く考えれば考えるほど、 ますます常に新たに、
そして高まりくる感嘆と崇敬の念をもって、
心を満たすものが二つある。
それは、我が上なる星空と、我が内なる道徳律である。
と、ムルソーの
…このしるしとと星々とに満ちた夜を前にして、
私ははじめて、世界のやさしい無関心に心をひらいた。
これほど世界を自分に近いものと感じ、
自分の兄弟のように感じると、
自分が幸福であったし、今もなお幸福であること悟った。
の比較のほうが面白い気がする。
とても優れた対訳本です。
ところが、変わった言語感覚をお持ちのお方が、本書の筆者に 的ハズレな難癖をつけているようですので、一言。
本書の対訳文: ぼくは2時のバスに乗った。ひどく暑かった。いつもの通り、レストランでセレストの店で食事をした。
ところが、この御仁曰く: 「これからバスに乗って養老院へ行こうとしている男が、バスに乗った後で友人のレストランで昼飯を食うのか?」
<ぼくは二時のバスに乗った。ものすごく暑かった。ついさっきまで、いつもの通りセレストの店で昼飯を食っていたんだ> が、正しい訳であーる、ですって。
このお方、この程度の文章理解力で小説をお読みになるのは、断念なさった方がよさそうです。
カミューの原文は、
英訳でも、I caught the two o'clock bus. It was very hot. I ate at the restaurant, at Celeste's, as usual. <ぼくは2時のバスに乗った。ひどく暑かった。いつもの通り、レストラン、セレストの店で食事をした。> となっています。
この後すぐにセレストの店でみんなが戸口まで見送ってくれた描写が続くので、セレストの店で<食事はしてきた>という意味であることはすぐに分かるわけで、カミューの簡潔な話法は実に見事です。 ヘミングウェイにもよく見られるようです。
このお方の珍妙な、 <ついさっきまで、いつものセレストの店で昼飯を食っていたんだ>は、言わずもがなの説明過多の、ダサイ駄文、しかも誤訳です。
分かりやすいお話を一席: <ぼくは八時の列車に乗った。朝食を腹いっぱい食べた。 母は道中が長いからと、駅まで見送ってくれた。>
この文を これから八時の列車に乗って遠路でかける男が、列車に乗った後で朝食を食べるのか?、などと悩むこのお方、
<語学力はおろか肝心の国語力>も心配になりますね。
ちなみに、このお方、元々、retraite なるハンネで、 <トホホ 書評>を乱発し、アマゾンさんから投稿を禁止されていたのですが、つい最近復帰? いずれにしても、スルーなさったほうがよさそうなお方ですね。
私のこの反論の後、頻繁に書き換え作業をなさって、 ますます、何を言いたいのかさっぱりわからなくなったレビューをご執筆、ご苦労様です。
ちなみに、このお方が登場させた<親戚のフランス人の作家>とやらのお言葉: <時制を逆転させて論理性を押し殺した回想風景描写の不条理>
はて?、<時制を逆転させないで論理にかなった回想風景>なんて、あるのかしら?
この仏人作家もどうやらも、小説をお読みになるのは断念なさったほうがよさそうなお方のようです。
どうせ作り事をお書きになるのでしたら、 もう少しまともな<フランス人作家>を登場させていたら、多少は真実味が増したかも知れませんね。再度、書き直したらいかがでしょう?
1年以上前に読んだのですが、今また読み返しています。今まで読んだ本の中でもっとも素晴らしい作品の1つです。私は日本語翻訳されたものを読むのはあまり好きじゃないので(これも仏語から英語に翻訳ですが・・・笑)、こっちの方が理解しやすいです。全然難しくない英語なのであんまり洋書に慣れていない方でもあっという間に読めちゃうと思います。この主人公の異様さをなぜか理解しちゃう私も、実はこの彼のような人間なのかな?でもすべての人間にこういう彼のような面はあると思う。傑作です。
某CDショップで、きこえてきた唄がすごく良くて店員さんに聞くと「松崎シゲルです」にびっくり!
それがこのカヴァーアルバムでした。
松崎シゲルの歌うドリカム「何度でも」が、もの凄くイイ!
ほかの曲も、オリジナルではあんまり・・・だった曲が、このアルバムでは「イイ!」に変貌してしまいました。
平井堅&草野マサムネの「わかれうた」、山崎まさよし「Sweet Memories」はそれぞれのアルバム内で既に聴いたことがあって、しみじみイイなあと思っていたけど「ハナミズキ」「異邦人」は元楽曲を超える作品だと思います。
衝動買いしちゃったけど、いい買い物をしました♪
友人に聴かせるときには、クイズ形式で「誰が歌ってるか?」って少し遊んでみたいと思います。
ゲーム購入後、その素晴らしさ(あくまで右京)に完敗し
すぐにCDも購入
右京様・・・素敵過ぎます
ドラマ自体は私はどうでもよかった
過去の右京のウブさは可愛かったけど
それ以上にお嬢様とのピロートークが!!!
もう!!エロすぎ!
あの低い声で
「いけないお嬢様だ・・」といわれた日には
鼻血の大量出血で倒れそうになりました
ゲームではあまりお脱ぎにならない右京様
CDの中表紙ではテニスで鍛えた素敵な裸体を見せてくれます
あれみながらCD聞いたら最強ですね
あと携帯ボイス用と思われる複数の台詞集ですが
普通の「おはようございます」「おやすみなさいませ」と一緒に
ラストの台詞(ネタバレになるので是非ファンの方は聞いてください!!!)
大笑いです
ああ・・・素敵過ぎるわ
私も右京執事欲しい・・100万なら買うな
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