明日なき世界 / 高石ともや＆ジャックスバリー・マクガイアモバイル

明日なき世界 / 高石ともや＆ジャックス

夢のカリフォルニア-ソングス・オブ・ママス&パパス [DVD]

「夢のカリフォルニア」のリリース40周年を記念して製作されたTVドキュメンタリーに、エクストラ・ソング5曲や、未公開のインタビュー映像などを盛り込んだDVDです（本年4月21日発売）。しかも、モンタレー・ポップ・フェスティバルでの歴史的パフォーマンスなど、貴重な映像が多数収録されていています。彼らの活躍をリアルタイムでは知らないぼくは、これまでにもいくつか、彼らの映像が収録されているDVDなどを集めてはいました。でも、これは決定打になりました。
改めてその映像やインタビューに接し、彼らの歌う姿を見ていると、時代に抜きん出た力を持つ本当に良いグループだったし、シーン（ヒッピームーヴメント華やかな頃）に現れたタイミングや、男女二人ずつというメンバーの構成の妙、その後のメンバーの命運なども考えると、1965~1967の実質わずか2年半ほどの彼らの活動期間がまさに奇跡のように思えてきます。
それにしても、なんと美しい曲、ユニークなアンサンブルだったことか！

夢のカリフォルニア-ソングス・オブ・ママス&パパス [DVD]

風の子

今作がメジャー･デビュー曲となります。アマチュアでありながら、FUJIロック'99に参加した経歴を引っ提げてのものであり、並のルーキーとは訳が違います。Vocal中尾諭介のメッセージをHardな音に乗せられ、相乗効果から強いアピール性につながったと思われます。title曲以外にC/W曲が2曲封入されており、どれも聴き応えは充分。熱いバンドです。

明日なき世界

もともとはフォークシンガーだったバリーマクガイアだが、世の中にビートルズが現れ、ボブディランがエレクトリックに転向するなどの変換の時期に、このバリーマクガイアもロックに転向していった。
そして生まれた名曲が明日なき世界である。何かのビデオで、バリーマクガイアがしわくちゃの顔をさらにゆがめ、この歌を歌ってるのみたがなかなかすごかった。（格好は白いタイツだったけど）
明日なき世界は戦争を取り上げた歌だが、この唄は当時その内容から社会現象にまでなり（ベトナム戦争などが背景にあったため）、売り上げのほうもＮＯ，１に輝いた。はっきりいってこの一曲がこのアルバムの価値といってもいいほどで、バリーマクガイアは、この一曲でソロ活動を始め成功させた。