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このシリーズ?の最初の完成形がこれだと思います。ゲーム的には難しい方だと思います。
 一応ストーリー分岐などもあり、ラストが違ったりしますが、
 やはりやるなら全員やる!のが良いかと。
 
 最初は単純なトラップさえ上手く敵にヒットしません。
 コンボなんて無理だ!なんて思えます。
 ところがだんだん上手くなってくると10ヒットコンボなんて
 当たり前の様に出来てしまいます。
 トラップ同士の相性みたいなのがありますから、
 どうしても繋がらないものもあります。
 威力重視から見た目で笑えるものから色々揃ってます。
 ここでこれで、敵がああなるからあそこであれで、あそこで発動したから、今度はこれで・・・
 なんてトラップの配置やコンボを考えるのが楽しくて仕方なくなります。
 敵は無残にやられてるのに笑いさえ起こります。アハハっとか笑いながらプレイしてたりします。
 まあゲームの世界ですから、こんなのもアリかと思いますが。
 
 最後のあたりは、このトラップは効かないとかって言う敵も出てきますし、
 異常にスピードのある敵とかワープする敵とか出てきて、かなり焦りますが、
 トラップゲーの元祖完成形としては、良い出来だと思います。
 古いゲームですが、だからこそやってみるのも良いかと思います。
 
 
   
「パーフェクトガイド」と銘打つだけあって、隠し罠を含む全ての罠のデータ、サイドストーリーやサバイバルモードに登場する全ての敵のデータ等、先に発売された「マスターガイド」に掲載されていなかったデータが多数収録されています。ただ、攻略に役に立つのかといえば別の問題で、トラップバトルの特性を効果範囲などの図を交えて懇切丁寧に解説していた「マスターガイド」のほうがやり込んでいない方には役立つと思います。
 読んでいて面白い記述も少ないし、裏情報や開発者の声が聞けるわけでもない、写真等のビジュアル面でもイマイチぱっとしないなど、少々期待はずれと言わざるを得ない一冊です。データブックとしてはパーフェクトなのかもしれませんが、それ以上でもそれ以下でもないですね。
 
 
   
 トラップを配置し、侵入者を次々とハメて殺していくゲームです。
自分の罠だけでなく、館のトラップも駆使して、矢継ぎ早にコンボを決められるよう、考える。コンボを決めるとポイントがより多く入り、更に新しく強力な罠も手に入る。でも主人公は罠以外は非力な女の子なので、捕まるとやられてしまう(それもまた、伸るか反るかのスリルを与えてくれます)
 まさに非道徳ですが、この一連の作業がこの上なく楽しいのです。
 
 前作「刻命館」からうってかわり、客観的な視点のゲームになりました。また舞台も館だけでなく、場合によっては変わっていきます(プレイヤーの行動により、物語は複数に分岐します)
 主人公の女の子の罪深い感じがシステムに相まって、雰囲気を味わえました。
 続編も出ているのですが、ストーリーと”罠にはめた実感”から言って、この作品が最高峰だと私は断言します。
 
 
   
江戸時代の話だけど、なぜかそれほど昔のことのように感じなかった。
嫁姑問題、介護、雇用、恋愛等、今でも身近なことがテーマになっていて、そこからさまざまな恨みや憎しみが生まれる。普通の人でも、何かのきっかけで、鬼に変身することがある。
 人間て怖い生き物だなぁとつくづく思った。
 
 
   
アクションの肝である、トラップの性能、部屋の仕掛け、侵入者の特性等のデータに関してはかなり詳細、且つ判りやすく解説されているので、プレイに役立つことは間違いありません。ただ、本当にデータがメインで、世界観やキャラクターについての解説、裏設定や開発者のインタビューといった読み物として楽しめる要素がほぼ皆無だし、サイドストーリーやサバイバルモード、隠し要素についてもほとんど触れられていないのが残念。
 あくまでもトラップアクションをマスターするための指南書であると理解しておくと良いと思います。
 
 
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