会社編(本編?)は いつも通りの完全無欠な「派遣戦士山田のり子」です。 前巻に続いて、今回もゲストが出演します。 たかの宗実作品の 主婦さんです。 前に「主任さん」が登場していて、いつかは・・・と楽しみにしていたので とてもラッキーでした。
仲居さんの派遣を終えた次の派遣先は「警察」。婦警さんになりました。 旅館よりも 身近?な警察ですから、これからのネタが楽しみです。
そして、山田のり子さんの家と思われる一部屋が出てきますので、探してみてください。
ただ結婚したいし、で結婚してもつかめません。 結婚だけじゃない。 自分が本当に欲しいのは?何をしたいの?今手に入れようとしているものは、自分にとって本当に必要なの? ただ惰性で生きていたアキが音子と出会ったことで、(結果的に)主体的に生きていきます。 誰かの言いなりではなく、自分の意見を言いながら。 そしてアキは....。 ラストは読んでのお楽しみ。
あ、そんなこと考えずに読んでて楽しいですよ。 笑えます。
これほどタイミングの悪い女はそういないのではないか? 男三人に告白られたというのだから、もてる方なのにとにかく タイミングが悪く、すべて駄目になってしまう。 その運の悪さを見かねたのか、心中した夫婦の幽霊にまで同情 される始末。 考えてみるとそのチャンスを失う根本的なところはやはりベニ コンゴウインコ(正しい名前はこうなのだそうな)の音子のせ いなのだけども。 「どこか人のいない山奥で」酒を飲もうなんて考えるな。
年に一度刊行のこのシリーズ、気がつけば10巻目。そして、山田のり子に私がはまってからも10年。祝、10年。10巻は、いつもの会社編、そして婦警さん編、さらに、女子高生編収録。今回は仲居さん編はお休みです。
これだけ同じシリーズでコメディを描いているとネタ切れすることもあるはずなのですが、この作品は毎巻、意外な角度から笑いを提供してくれるので、飽きることがありません。
ところで、たかの先生、今年は入院・手術をされたそうですが、どうかお体を大切になさってください。
とにかく、山田さんが主人公で。
その山田さんが、派遣社員で。
山田さんは、千の職業をこなしたというエリートで。
それでもって、派遣戦士なのだ。
そんな、派遣戦士山田さんの毎日の四コマまんがシリーズ6冊目である。
派遣を見下している部長との闘いも、派遣を良いように使うことしか考えていない正社員との日常も、
鋭く、淡々と、コミカルに山田さんが斬って行く。
山田さんのような派遣戦士が、職場に居たらすかっとするだろう。
上司に苛々している方も、部下に苛々している人も一冊どうだろうか。
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