海外のスポーツマーケティングは、奥が深くて、ダイナミックで、ユニークで、なかなか面白い事例が多い。 本書の著者であるジョン・スポールストラ氏は、米NBAで観客動員数最下位だったニュージャージー・ネッツを、27球団中チケット収入伸び率1位にまで導いた実績を持つ。しかもチームは相変わらず弱いまま。利益だけを伸ばしたのである。 特別なマジックを用いたわけではない、本書を読めばすぐに理解できるが、マーケティングの基本的なポイントをきちんと抑えて、的確なリサーチと、的確な分析、そしてあとはセールス・プロモーションのアイデアに知恵を絞っただけど。 もっともその知恵がなかなかユニークで、いろんなタイアップやインセンティブを編みだしたり、どうせ客が入らなくて空いているんだから、ファンを無料招待して顧客ロイヤルティをアップさせちまおうとか、けっこう刺激を受けるのだが。 アプローチの手法として、唯一の資源であった既存顧客の発掘を目指して、スポーツマーケティングの世界にデータベース・マーケティングやCRMの要素を取り入れたところもなかなか新鮮で面白かった。 マーケティングのプランを考えているときに息抜きに読むにはちょうどよい。 また、間違いなくマーケティング書であるのだが、翻訳も読みやすく、物語的に楽しみながら読むことができる。
厳しい自然を必死に生き抜くナヌーと動物達。
彼等にとっては北極の氷は命の大地。
その氷が今、地球温暖化により失われようとしています。
必死に生きていこうとするシロクマ親子。
その彼等を追い詰めようとしているのが紛れもなく私達人間であるという事実。
命が生きていく事が出来る奇跡のような星。
「地球」
それは私達人間のものだけでは決してないはずです。
奇跡の様な映像。素敵な音楽。
そしてSMAPの稲垣吾郎さんが優しく暖かく素敵なナレーションをしてくれています。
是非大切な人と一緒に見て欲しい映画です。
お勧めいたします。
不登校の中学生まいは田舎のおばあちゃんのところで暮らすことになる。英国人の古き良き時代の伝統を引き継ぐおばあちゃんは「私たちは魔女の家系なのだ」と告げる。魔女になるには規則正しい生活と何でも自分できる事が大事なのだ。山に囲まれた自然豊かな家で少女の心は次第に緊張がほぐれていく。 生活描写がとてもいい。特に食べ物に関して。野いちごのジャムは作り方が克明だし,ハーブ入りののサンドイッチや朝食のハムエッグ,そしておばあちゃんの得意料理のキッシュはとても美味しそう! ラストがとにかくぐっとくる。(種をあかすと「ぐっ」とこなくなるのでここでは言わない。)いつか訪れるであろう人生の予行練習とも言える一冊です。
プライベートの諸事情を乗り越え、女性新聞記者として初めて、1年4ヶ月に及ぶ第45次南極観測の越冬隊に同行したリポート日誌。
ほぼ毎日にわたって、南極観測船乗船からスタートし、昭和基地、ドームふじ基地で過ごした極寒での生活ぶりを身を挺してリポートしている。
圧巻は後半部分。昭和基地から1000キロ、標高3800メートルのドームふじ基地を目指して、雪上車で25日間をかけて、ブリザードとマイナス60度の中、生死紙一重の所を果敢に突き進んでいくところ。
昭和基地で越冬42人、ドームふじで9人。外部は過酷な極寒の世界。43日間の太陽の出ない極夜。
閉塞空間に限られたメンバーによる厳しい共同生活が続く。仲間意識と苛立ち、いがみ合いとの葛藤。
そんな中にも、氷の世界、オーロラの景観、ペンギンが近寄って来る自然の豊かさなどを垣間見ることができる。また、まさしく最南端での露天風呂、流しそうめんなど痛快な体験。
冷凍食材、生野菜のない食生活の中で、シャキシャキのキャベツの千切りが夢まででてくる至高のご馳走という。
極地とは本当にすごすぎる。
カロラータさんの商品はこれで二度目ですが、写真で見るより圧倒的に可愛いんですよ。
デフォルメされた可愛さでなく、リアルな可愛さと言うか。
質感もいいし、サイズも思ったより小ぶりですが適切な大きさだと思います。
参考紹介されていた「子グマ」バージョン、期待しています。
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