乙女はお姉さまに恋してる 2 ~窓越しの異邦人~ (GA文庫)
ゲームはやってません。この作者の小説版から入りました。1巻「2人のエルダ―」既読です。
1巻でも思いましたが、1部レビューで言われているような、ゲーム未体験での判りにくさや文章の悪さはありませんでした。むしろ、1巻では、1部の言い回しが日常で使われる形ではなく、本来の意味で使われていて、巷の並の小説よりレベルが高いな、と思ったほどです。キャラの性格がきちんと表現されている関係か、どこか優しく、奥ゆかしい世界を感じさせることとあいまって、本当に浮世離れした学院に迷い込んだ心持ちにさせられます。
この巻では、表紙の2人、生徒会長の初音とその「妹」優雨のすれちがいと、深まった理解を伴う絆の再構築がメインです。キャラ的には優雨がメインで、初音はやや添え物的。主人公の千早に優雨がなついている関係だと思いますが。副題も優雨のことを指しています。
コミュニケーション力に欠けつつも純粋な優雨と、自身の経験と感覚でその心のひだを掬い取り、初音との仲を取り持つ千早。特に優雨の可愛らしさは必見です。
あと、雅楽乃との交流に比較的ページが割かれています。ページ数こそ優雨に劣るものの、雅楽乃の魅力とそのジレンマらしきものが見えはじめ、非常に引き込まれます。雅楽乃メインの小説が2冊あるようで、買おうかどうしようか、かなり迷わされているほどです。(ちなみに、優雨メインの小説はないようです。魅力的なキャラだと思うんですが……。)
Audio drama CD 処女はお姉さまに恋してる -櫻の園のエトワール-
皆さんがデビューされている通り瑞穂時代と千早・薫子時代をピタッとくっける接着剤ですね!
最高に楽しむにはおねぼくの貴子ルートをしてから今回のCDを本のバージョンを見ながら楽しんでからおねぼく二人のエルダーをするのが最高ですね。
処女はお姉さまに恋してる Win7対応版
「二人のエルダーを」プレイして面白かったので、はじめてこのタイトルを手にしました。
無名時代の作品でリメイクではないらしいので荒削りな感じは否めませんが、登場人物たちの精一杯生きる「ひたむきさ」がとても眩しく制作に携わったスタッフさんも当時はこんな感じだったのかな?
なんて勝手に思ったりしています。(笑)
個人的には「御門まりや」ルートが好きです。 有名人というだけで中身のない展覧会のエピソードに共感したり、世界に挑戦する気概に「若いっていいな」と強く印象に残りました。
この作品で一躍著名ブランドの仲間入りをしたわけですが、初心を忘れることなく良い作品づくりに挑戦し続けてほしいですね。
乙女はお姉さまに恋してるPortable ~2人のエルダー~(通常版)
OP、ED共に前作よりも良かった。 個人的にはEDは原作より良かったと思う
共通√も個別√も原作と違う部分があってなかなか面白かった
初音と優雨も攻略対象になって原作プレイした自分としては結構満足してます
雅楽乃と香織理が攻略対象から外れたのはちょっと残念
共通√は長くて濃い内容なのに個別√は短くて薄い内容なのは期待はずれ
共通√は長くて何回も見てると途中で飽きるのにその先にある個別√は短くすぐ終わるのでアニメ化を基準にして作った感が否めない。ここは特に酷いと思った
あと共通√は一つ一つが長くて降誕祭のダンパや文化祭イベントが意味があるのかどうかもわからないくらい短いのもマイナス
折角シチュエーションも絵も良いのだから重厚なシナリオをみたい
FDでるなら前作との絡みを期待