さくらがんばる!―完全版
でかいです。普通の漫画と一緒に本棚に並べるのは憚られます。なにせB5ですから。表紙も桜の模様をあしらった透明なカバーはなかなかに芸術的ではありますが、材質がプラスティックの為、折り返しのズレが紙のそれよりも気になります。
しかしながら中身は納得の一品。結果サイズがでかくなってしまいましたが、1冊で最後まで読み終える事が可能なのは心地よいです。各キャラの特徴を生かしつつ原作ゲームのイメージを損なわないキャラ設定は安易にキャラ萌えに走る昨今のダメ漫画とは一味違います。ポンポンと進むストーリー展開も魅力です。
最後に収録されている番外編で京と真吾が登場するのも格ゲーファンには嬉しい所。
値段とサイズがもう少し手頃なら文句無しにお勧めです。
ストリートファイター2 さくらがんばる! (SHUEISHA JUMP REMIX)
格闘ゲームというジャンルの金字塔とも言える「ストリートファイター」シリーズ。
その中の「STREET FIGHTER ZERO 2」に登場する「春日野さくら」を主人公としたストーリー漫画です。
ゲームを原作とした漫画は沢山存在しますが、"イメージが違う…"とか"ストーリーがちょっと…"と云う作品が多い中で
カプコン側から"むしろ中平先生の漫画がオフィシャルストーリーに思える"と言わしめる程のクオリティ。
ストーリーも、作画レベルも、トップレベルだと思います。
例に漏れず私自身がゲームにハマっていた時期で、ゲーメスト関連誌も購読していたのでリアルタイムで読んでました。
普通に刊行された単行本も豪華仕様の「完全版」も持っているのに、こちらも購入してみました(笑)
B6版で単行本2冊分+番外編も含まれているので、分厚い…けれども表紙絵(綴じ込みピンナップと絵兼用)が書き下ろしなのが嬉しい!
完全版の購入を見送ってしまった方は是非コチラをどうぞ(^-^)
ドリームバスター (1) (リュウコミックス)
ハードカバーで読むのがあまり好きじゃない私は、でも耐えきれず
でかいドリームバスターを学校の図書館でちょっと読んで
「あっ、やっぱ宮部みゆき楽しい!」
って思って、パタン!と本を閉じました。
それから2年くらい待ったかな…?
ついに持ち運びサイズで、しかもイラストがリニューアルで出てくれました!
買いました!読みました!!
私はホラーとかの「なんかコワイもの」が苦手です。
木目がオバケに見えるだとか、そういうのが本当に怖くてしかたないんです。
その怖さが、夢にも当てはまります。
普通の人にはこわくないモノでも
自分の心の奥の方にある「何か」がソレをこわくさせるんです。
そのこわいものと向き合うのは、凄く勇気がいることです。
なにしろトラウマであったりコンプレックスであったりするわけですから…。
そういう、何のきっかけもなければ素通りしてしまうことに
向き合わせてくれるのがドリームバスター。
この本であり、シェンと師匠であり、DPなのかなー。
まだまだスタートの1巻ですが
スピード感と怖いもの見たさ、
個性的な登場人物と、舞台が現実であるせいで
いきなりグイグイこの世界に引き込まれちゃって
もう現実と物語の境目が消えかけているのでww、
深イイはなs…★★★★★で!