グリム・ザ・バウンティハンター (通常版)
グリム童話をどんな風に仕込んで物語に、乙女ゲームに仕上げてくるのか楽しみにしていました。
(幾分、酸っぱく書き込みさせて貰いました。)
OPを飛ばさないでひとりとEDに迎えるまでプレイ時間は8時間程度要します。
システム周りも快適。巻き戻し機能に加えて選んだ選択時に好感度が鳴る要素は致せり尽くせりで安心してゲームに集中することができます。
寂れた故郷の復興を夢見て、賞金首を捕まえる賞金稼ぎをかってでた主人公は今作もハングリー精神を宿しています。
淑女とは遠く無縁です。(笑)古典的ですが、頭に血が上ぼると怪力設定など、愉快で私は好きです☆☆
ただ、(五月さんとは異なる)シナリオライターさんの影響が強く現れたのか、
男性キャラクター達は、今までのロゼの作品をプレイしている為、あからさまに比べているつもりはないのですが、
遅れをとってしまっている状態は、個々のキャラのシナリオをプレイしていく中どうしても拭えませんでした。
凝縮されたアクだらけが武器、特徴的だったのに、薄く伸ばしたような、、、気が沈みました。。
(唯一ヘンゼルとグレーテル兄弟はそそられました。物語内容も引っ張られるものが多かったです。)
物語も童話をもっと絡めてくるのか期待していましたが、どちらかといえば、有名なエピソードを若干拝借したくらい。
(それでも、そのエピソード、設定は楽しませてくれました。お菓子の家とかラプンツェルの塔などは特に。)
物語の中心は諸金首とグリムという組織が統率している賞金稼ぎの関係や拮抗、そして真相とその様子をグルグル周るように展開しているように見えました。
(怖さを含めた)グリムの世界を描いてくれるのかと(興奮?)期待していたのもあって、
世界観が浅めに作られているところや、物語としてしっかり成り立っているけれど、無難な面白さに留まってしまっているところは見逃すことはできませんでした。
恋愛も、後半に滑り込ませた展開が多く、シナリオのボリュームに反してやや少ないかなと。
もっと、色々な濃い恋愛模様を、深読みさせて欲しかった。(苦笑)
声優さんの声の力を借りてプレイし続けることが出来たところも正直大きいです。
クインロゼというブランドを無視したならば、☆の数はプラスに変動する可能性もありますが、クインロゼという看板をしょっている以上決めて欲しいところは、きっちりと証明して欲しい。
変化の兆しが見受けられた「12時の鐘とシンデレラ」「逢魔時」と立て続けにプレイしていますが、
キャラクター、シナリオのテンポはその中でもいちばん平凡な形で作られたと思います。
全体な評価は、妥協なしで☆3個。
おもしろさは、(兄弟の貢献と)プレイしながら閉塞感はあるものの、他のキャラクターとどんな恋愛してくのかという気持ちは、(かろうじて)捨てきれなかったところを汲んで、かなり甘く☆4個で。
数打つようにタイトルを何本も投じて乙女ゲームをプレイしているユーザーの関心や目に止まる機会を作ることも必要なのかも知れませんが、
昔のロゼのゲームに親しんでいるユーザーの声に耳を傾けて、発売する本数を減らし、1本1本じっくりと期間を置いて、持ち味を集約したロゼのゲームを、できるのなら、もういちどプレイしたい気持ちです。
戦艦バウンティ号の叛乱 [DVD]
往年の名優・クラークゲーブル主演「戦艦バウンティ号の叛乱」(Mutiny on the Bounty)は、西暦1780年代の理不尽な英国海軍の実情を探るには、うってつけの映画である。と云うのも、1787年12月、英国のポーツマス軍港を後にした「大英帝国海軍の戦艦・バウンティ号」内で起きた水兵達の堪忍袋の緒が切れたとも云える艦長を相手にした大反乱の実録に基いて映画化されたものだからだ。ノーカットで、133分と云う見応えのある大作である。これより先、1776年の頃、かの有名なキャップテン・ジェームス・クックがタヒチ、クリスマス島、ベーリング海、そしてハワイへと航路を拓いていた。しかし、彼はハワイで土民に殺戮されてしまった。一方、1778年9月には、ロシア船二隻が日本の根室に来航して通商を求めてきたが、松前藩は、翌年、正式にこれを拒否している。そして、バウンティ号の反乱の年、日本は飢饉のための強訴・逃散・蜂起が全国的規模で起こっていた。これらを頭に浮かべて鑑賞すると、尚、一層面白く感じてくる。筆者・大橋新也
戦艦バウンティ号の叛乱 [DVD]
AFI all time best(1998) 86位
第8回アカデミー作品賞受賞
クラーク・ゲーブルの『風と共に去りぬ』に劣らぬダンディぶりが 印象的な作品
船員のコミュニケーションはよく、リーダーシップや組織論での参考にされ
後の映画『白い嵐』などでも船長のリーダーシップがテキストとして取り上げられたりしてます。
さて、名作の誉れ高いこの作品ですが、いま見ても
良い作品です。
クラーク・ゲーブルは男らしいリーダーシップを発揮してますし
憎まれ役の船長を演じる名優チャールズ・ロートンも憎い演技をしてます。
通常、こうした映画は憎まれ役を悪く描いて主人公(正義側)を美化して単純化
してしまうのですが、極悪非道の船長の活躍を描いており、人物の描き方に
厚みを出しています。また、反乱を起こすゲーブルもタヒチで女を作ったり
勢いで反乱起こしたりと、計画性のある男として描かれていないのも愛嬌がある。
残念なのは、史実を描いているためかドラマとしてのカタルシスに
ちょっと欠けること。
3回も映画化されている、興味深い史実なので、この映画で勉強してみるのも
良いと思います。
マイ・クルー・マイ・ドッグス
最初はコアで、だんだんとメロウになっています。
イイ意味で、土臭いストリートさが抜け切らないというべきでしょうか?全体的に安定していて、アルバムの曲全部がイイです。
この次に出したアルバムよりも、僕はこのアルバムのほうが好きです!