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芋虫 (BEAM COMIX)

私が初めて乱歩の芋虫を読んだ時は、『芋虫』になった夫の姿を化け物としか想像できませんでした。かつて人間であった『芋虫』、としか思えなかったのです。

丸尾氏が描いた夫は、確かに人間でした。
ああ、こんなにも彼は人間らしかったのか。そう思わせてくれました。

とても切ない物語です。

この公演以降、モー娘。や、ハロプロメンバーの歌唱力(特に石川と久住)や、ダンスの基礎力が上がったと思う。
内容が素晴らしいと言うだけじゃなく、さまざまなメリットがハロプロにもたらされたので、今後とも宝塚サンとの良好な関係を続けて、採算がとれる範囲で、また、可能なかぎり、たくさんのハロプロのメンバーを出演させて、新作、もしくは続編、番外編の公演を作ることをファンとしては強く求めます。

演技が素晴らしいです。また、配役も適切で、これ以上の物はないというほど。特に、主演の高橋は、男と女の魂をもっている、という難しい役を完璧に演じ分けている。歌も上手いです。彼女は只者じゃないです。おそらくあの時点で主役をやれたのは彼女だけだったでしょう。
原作が、手塚治虫、さらに、協力に宝塚ということで、内容に関しての不満はないですね。ただ、DVDではあまり、客席から笑い声が聞こえてこなかったので、笑えるシーンが沢山あったほうが、シリアスなシーンがより際立つのかな、と思った。