青春歌年鑑 70年代総集編
こうして70年代を振り返ると楽曲の幅広さに驚きます。それは70年代がとても時代的にも音楽的にも発展を遂げたことを表わしているのだと思います。
70年は歌を聞けば時代や世相が最も蘇ってくる時代だったと思います。まずみんなが口ずさんだ当時子どもだった皆川おさむさんの「黒ネコのタンゴ」子門真人さんの「およげ!たいやきくん」。 男性ボーカリストの熱唱も魅力だった尾崎紀代彦さんの「また逢う日まで」布施明さん「シクラメンのかほり」など永遠の名曲です。 またフォークソングでは拓郎さんの「旅の宿」、70年の学生の象徴歌「学生街の喫茶店」、今でも昭和の名曲といえるかぐや姫「神田川」。青春熱血ドラマの主題歌で思わず駆け出したくなる「太陽がくれた季節」しっとり振り返る中村雅俊さんの「ふれあい」「俺たちの旅」。70年代はアイドルブームでしたテレビドラマから生れた天知真理さんの「恋する夏の日」、浅田美代子さんの「赤い風船」。そして新御三家やグループアイドルが一世風靡し、振り付けも音楽のひとつなったキュンディース「微笑がえし」ピンクレディー「渚のシンドバッド」みんなが大合唱した「YOUNG MAN」。そして忘れてならない70年代のアイドルの巨匠?山口百恵さん「横須賀ストーリー」など。そしてミューミュージックブームの先駆者「あなた」もちろんユーミンの「あの日に帰りたい」、森田公一「青春時代」、堀内孝雄「君の瞳は10000ボルト」、それにザ・ベストテンなどでの活躍が印象的なした沢田研二「勝手にしやがれ」サーカス「Mr.サマータイム」ジュディーオング「魅せられて」など。この手のオムニバスにあの曲がないはつきものですが、よくがんばってくれたといえる2枚組みだと思います。
いいちこCM SONG SELECTION
随分前のCMで見た時に「時は今 君の中」という優しいフレーズにやられました!
いろいろと探したのですが、その当時はわかりませんでした。
いいちこのCMはどれも好きだったので、このCDが出たと知って慌てて購入しました。
う〜ん、いい。どの曲もいい。
ただもう少し曲が多かったらよかったのになあ。
これからもずっといいちこのCMが続きますように。。
昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦 [DVD]
しかしこんな企画、桑田さん以外誰もできんよなぁ…(笑)。30年来のファンだけど、改めて底知れぬ才能とエンターティナー振りに恐れ入った、濃密な200分だね!
桑田圭祐という人は、ビートルズ・ディラン・クラプトン・フィートといった先達の遺産をしっかり受け継いだ「音楽性」と、日本人の琴線に触れる、昭和歌謡の「大衆性」とを併せ持った稀有なアーチストだけど、今回のライブは、その「大衆性」の部分を前面に、自身が受け継ぎ、血肉に消化してきた“昭和歌謡”のエッセンスを大放出した感じだね。
最近の音楽番組(HEY×3とか…)なんかでも昔の曲が取り上げられるケースが多いけど、当時の曲って、「歌力(うたぢから)」が凄いでしょ?その濃密な楽曲群を、これまた個性豊かな“歌い手さん”たちが紡いできた歴史を、たった一人、それもワンステージで再現しちゃおうってんだから。見た目楽しいライブだけど、相当の表現力がないと、ただ“寒い”だけで終わっちゃうことを考えると、「桑田さん以外、無理っ!」だよなぁ。
サザンって、曲の良さとライブの楽しさばかりが注目されがちだけど、桑田さんの“ボーカリスト”としての力量を再認識させてくれた素晴らしいライブだね。そう、ダミ声なんだけど「色気」と「艶」のあるボーカルって、特に女性ボーカル曲の時によく映えるねぇ〜。でも、これを聴いちゃうと、最近のヒット曲を弱く感じるんだけど、それは決してオヤジのノスタルジーではないよねぇ!?