星守る犬 [DVD]
番外編の奥津(玉山鉄二)を語りべにし、うまく再構成している。川島海荷を始めとする原作外もしくはあまり触れられなかったキャストもストーリー上無理なく絡め、映画としての体裁(集客用の花添え)を保っている。
原作の雰囲気もよく再現してると思う。
しかし非常に残念なのは、主人公であるおじさんの「何にもなくなったけど、おまえが隣にいてヘンにしあわせだぞ」のセリフを削ったこと。
これがこの物語の核となるテーマでしょう。
そして途中でペンションのオーナー(三浦友和)に犬を譲ろうとするくだり、これは絶対にない。相棒がいてこそのドライブで、自分一人きりの死を覚悟で旅をしているのでは、根本から話が変わってしまう。
さらに死に際、原作では穏やかに死を受け入れてるんだけど、これがけっこう取り乱している。「相棒(犬)がいるから、孤独死ではない」というニュアンスを無視している。
これらの原作改変によって、最後の奥津の「愛する相手がいてしあわせだった」のセリフが、単なる生者から死者への押し付けになってしまっている。
家庭崩壊、孤独死の悲惨さ、けなげな忠犬でお涙頂戴に仕立てたいのはわかるが、肝心の「相棒としての犬」をハズしてしまったのは、制作陣が原作をよく理解してなかったのではないかと疑ってしまう。残念。
おくりびと [DVD]
山形県在住です。『おくりびと』は配役、音楽ともに
素晴らしい作品でした。県内でも映画館や各市町村で上映されました。
映画自体の評価は☆☆☆☆☆(5つ星)の評価をつけたいと思います。
しかし、このDVDではカットされたシーンが多く、差し替えもあるようです。
映画館で感動し涙した私としては、この点が少々残念です。
ですのでDVDとしての評価は☆☆☆(3つ星)としたいと思います。
特典映像はとてもお得な感じがするだけにもったいない…
"劇場版" "完全版" などのリリース予定はあるのでしょうか?
早急にリリースして頂けると嬉しい限りです。映画自体は◎ですので。
虜-TORIKO-
当時アナログではジャケットのシルエットの女性の写真…フィルムにブロック模様で三枚重ねて写真が出来る物。しっかりミニチュア化されて封入されてます。内容的にはポップな部分とドロンとした部分ありでこのアルバムでは良い、聴きやすい曲=歌謡曲っぽい感はある。決して悪いわけではないが個人的にはここまでのアルバムの中ではちょいとダレるかな。今回の紙ジャケット化だが「哀しみのイレーヌ」のようなボーナス・トラックは嬉しい限り。他のタイトルはちょっと考えて欲しいものばかりだ。
虜-TORIKO-(紙ジャケット仕様)
「欲しい物が手に入るんだったら、何処へでもいくよ」と語った甲斐よしひろがそれを手にいれたアルバム。「それ」というのは紛れもなく究極のロックサウンドだ。ブルーレターのイントロが流れわずか1、2秒で先にシングルで発売していた物と明らかに違うことを感じる。観覧車82、ナイトウエィブ等、ライブで欠かせない代表曲が収録されてるが、画期的なのはアルバムタイトル曲「虜」だろう。トーキングヘッズに触発されたようなアンダーでダークな雰囲気は当時の日本のロックには珍しく、ボブ・クリアマウンテンの作り出す独特なエコー感をうまくいかせた秀作だ。ちなみにボブ・クリアマウンテン公式ウェブサイトの、手がけたアーティストのそうそうたるメンバーの中に「KaiBand 」とあるのはニヤリとする
孤高のメス [DVD]
舞台設定がとてもよく出来てる作品。ちょっと風変わりなとても腕の立つドクターと大学病院の看板を盾に自分の地位に固執するドクター
その間にみる 夏川結衣がいつもながらの、ちょっとした膨れ面がたまらないですね。
この人には、なんだかいつも不思議な魅力を感じざるを得ません。好きですね〜
ただお見合いのシーンで堤真一がとぼけるシーンあれだけは許せません、いかに世間ズレしてないとは言え、あそこでとぼけた脚本にマイナスいちです。
厚生労働省がやっている、現代医療の理不尽な壁みなたいな問題を垣間見ることが出来ると同時に、楽しめる映画で、ほんわかいたします。家族で見れます
リピ回数 30回(※リピ回数は、自己繰り返し再生可能視聴回数)