ストレイトストーリー [DVD]
実話をもとにした、おじいちゃん主人公のほのぼのロードムービー
僕は飽きずに見られたが
高校生たちに授業で見せたら、けっこう寝てた・・・(-_-;)
まぁ地味で派手な展開もないですからね・・・
んー
ある程度人生を積み上げていると共感できるものやジーンと来るものがあるんだと思うけど・・・
ちょっと早すぎたか・・・
基本、ぱっと見のリンチっぽさはあまりないんですけど
ツインピークスのオープニングのようなキレイで懐かしく怪しい雰囲気はずーっとありまして
端々からチラリチラリとリンチ味が滲み出てますね
まぁとりあえず
音楽と映像がいいですね
音楽はいつものアンジェロ・バダラメンティで
映像と相俟ってとっても美しいです
それで役者さんもそれぞれいい味出しているし
全体的にすごくデキはいいと思います
でもいかんせんストーリー展開が地味です
もっと歳いってから、もう1回見たら今以上の何かがあるかもしれませんね
ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 (映画秘宝COLLECTION (20))
バカな映画をドブに捨てる前に、そのバカさ加減をどうやって楽しむのかを教えてくれる「映画漫才」本。
基本的には映画製作者の無知蒙昧っぷりか、その映画をほめそやす評論や観客の無知蒙昧っぷり、もしくはその双方の無知蒙昧っぷりを徹底的に痛烈に批判しているのですが、批判されている映画はどれも批判されてしかるべき映画ばかりです。
とても面白い一冊です。俎板に載せられた映画のファンはどう思うか判りませんけど。
ストレイト・ストーリー [DVD]
私は大まかな内容を知った上で"期待して"観ましたが、良い意味で裏切られました。予想以上に良い作品です。
この映画の素晴らしさは、人間の醜さや暴力シーンを全く使っていないところではないでしょうか。
登場人物全員が好きです。
「ツイン・ピークス」のイメージが強烈だった私にとって、この作品を観るまでデヴィッド・リンチ監督は"奇才"だと思っていましたが、どうやら誤解していたようです。単純なストーリーをこれほどまでに素敵な作品に仕上げた監督と脚本家・スタッフ陣に感謝したいです!
本編をご覧になった後は、是非リンチ監督のインタビューも見て下さい。監督としてだけではなく、人間的に素晴らしい方だと感じました。
the straight story ストレイト・ストーリー
高校生のとき、図書室で借りて読みました。
村上龍氏が文章を書いていたんですね・・イメージでは無かったので少し驚きました。
絵本のような感覚でさらさらと読めると思います。
主人公のおじいさんが旅をする話なのですが、印象的だったのは旅の途中で家出した少女(恋人絡みだったような気がします)と会うシーンで、おじいさんは彼女と一緒に食べ物を食べたり少しずつ話をするんです。
少女は結局家に戻るのですがそのときの少女の別れの挨拶が曇っていた空が晴れたような、気持ちのいいものでした。
物語は淡々と綴られます。
きっと5年、10年経っても覚えていると思います。
ストレイト・ストーリー リストア版 [Blu-ray]
主演のR・ファーンズワースは、若い頃はジョン・ウェインやヘンリー・フォンダの
スタントマンだった。「暴力シーンや汚い言葉がひとつもない」ということが、この
作品への出演の条件だった。地のままで演じられたと記者会見で自らが語っている。
あえて監督名を伏せて、このスローでスローな直球ロードムービーは誰の作品か?
とクイズをだしても、「イレーザーヘッド」「エレファント・マン」「ツイン・ピークス」の
あのデヴィット・リンチ監督だと答えられる人は少ないであろう。
「幸福の黄色いハンカチ」同様ちょっとしたエピソードを織り交ぜながら、一直線に
ラストに向かう。最後の台詞もストレートかつシンプル。R・ファーンズワース自身
一番好きな場面という「家族とは折れない小枝の束」というのは日米同じ逸話だね。