お慕い申し上げます 1 (ヤングジャンプコミックス)
雑誌「ダ・ヴィンチ」で紹介されていたのを見て、衝動買い。
坊さまだったので。
女は悪だと言い切る坊さまがとても気になったので。
けれど冒頭のっけから女性と車でいちゃついてますがな。
お堂でお釈迦様?目の前にして一人でしてますがな。
煩悩に打ち勝つ努力はそこここ。
死が怖かったから選んだ僧侶の道。(←この考え方には恐れ入ります)
それでも色欲はさっぱり消えてなくならないんだと、読んでいてそこだけはハッキリと。
ヒロインの妬み嫉みの気持ちを、寺は世間ではないので気が済むまで、とかけた科白。
これは痺れます。
俗世とは離れた世界ですが、離れた場所だからこそ、気がつかないでいたところを気がつかせてくれる。
そんなふうに思います。
以前、瀬戸内寂聴さんが「整形すればいいじゃない」と仰っていたワンシーンを思い出しました。
あるタレントが自分は美人ではないのでどうしたらいいかという悩みを言った答えが、これでした。
精神的なお答えがあると考えていただけに、とても拍子抜けした覚えがあります。
内容がどうあれ、穿った答え、というところに惹かれましたね。
次巻、どうなるか、期待です。
マンガ・エロティクス・エフ vol.69
「青い花」自体は以前より単行本を購入させて頂いておりますが、今回、
志村さんのポストカードマンガ欲しさに本誌を初めて購入しました(汗)
やっぱり、あーちゃん可愛いですねっ!
あーちゃんとふみちゃんの今後に期待大ですっ!
黒髪のヘルガ (F×COMICS)
独特の世界が描かれている。
たった一人の「少女」が作った彼女の理想とする世界。
その世界の中で”時期外れ”と忌み嫌われる謎?の少女「ヘルガ」が主役の話…
と言ったらいいのだろうか?
なにか言葉にするのが難しい。
作品の内容を単純に「愛」とか「恋」とか「憎悪」とか言葉にすると、
なにか大切なものが零れ落ちて伝わらなくなる気がする。
理屈ではなく感覚を楽しむような、
なにか、人の「気持ち」がベースになった壮大なファンタジーと言った印象を受けた。
表紙の絵とかだけだと「ふ〜ん、イマイチかなぁ」みたいな感じだったけど、
内容的には深みのあるしっかりした話の展開だったし、
シンプルな画面構成は全体的に読みやすく、おもしろかった。
ちゃらちゃらした女の子が可愛いだけのマンガはゴロゴロあるけど、
それとは一線を画す正統なファンタジー作品だと思う。
セルフ 2 (ビッグコミックス)
セルフ、一見何の話なのかタイトルだけでは想像できませんが読んで字のごとくな内容。作者が本気で描いているのかギャグなのか、このラインを見事なまでにふらふらと走るストーリー。男子必見です。