メジャー・リーグ・ベースボール ライジング・サン-輝ける日本人プレイヤー達 [DVD]
イチロー目当てでこのDVDを購入したのですが、イチロー本人だけではなく、マリナーズ全体の当時の快進撃を垣間見ることができます。また、当時メジャーでプレイしていた選手(マック鈴木など)の現地での評判などもみることができて、なかなか面白いつくりになっています。ただ、残念なのは、プログラムの構成が強引で、いいところどりをしようとして、かなり広く浅くのつくりになっています。また、ナレーションに当時の説明を含めていただければかなり良いものになったのではないでしょうか。
教えない教え (集英社新書)
ドラゴンズファンである。権藤さんの現役時代は知らないが、「権藤、権藤、雨、権藤」の言葉は知っている。ドラゴンズOBの中では最も優れた指導者ではないかと思っていたが、この本を読んでそれがまた新たにわかった気がする。付箋をいっぱい貼って、貼るたびに自分のケースを考えながら読んだ。いつも持ち歩く手帳にも「Don't over teach」とメモしておいた。この言葉は、教える仕事をしている自分には支えになる言葉である。また、「アイディアを持ち続けること」なども、参考になった。また、特に強く共感したのは、情報を捨てていく中で「引っかかる情報」こそ大事ということ。「引っかかる感覚」が私には実によく理解できる。引っかかる感覚がわかるには、常に自分のアンテナも高くしておかなければいけないし、それが自分を成長させることにもつながる。
教えることは難しい、やる気を出させるのは難しいとおっしゃっていることにも共感をした。あぁ、権藤さんくらいの人でもやっぱり難しいんだ、と慰めにもなったが。人を育てるのは簡単ではないが、それを仕事とする以上、自分に対しても他人に対しても成長をあきらめてはいけない。心が迷った時にはこの本をじっくり読むことがひとつの処方箋になるだろう。
権藤さんが横浜の監督として日本一になった98年はドラゴンズ(当時、星野監督)とトップを争っていた。確か、名古屋ローカル局のインタビューだったと思うが、「最後は何の差で決まるでしょうかね」という記者の質問に、権藤さん、ちょっと考えて、しかし自信を持って「監督の差じゃないですか」とおっしゃった。その表情が忘れられない。権藤さんがドラゴンズに入団した年は、チームの勝利が72勝。そのうちの35勝が権藤さんですよ!本当に、昔はすごいピッチャーがいたものです。
すでに来シーズンの野球中継、権藤さんの解説を聞くのが楽しみになりました。
野茂英雄のテーマHIDE~O
日本人大リーガーとして偉大な記録を残している野茂選手の、95年にディアマンテスが歌ったサポーターズ・ソング・シングル。バンド独特のラテンなノリが楽しい楽曲だ。3ヵ国語ヴァージョンで楽しめる。v