Fame Studios Story 1961-73
Kent発売のサザンソウルシリーズがまた出た。
かつて日本のP-Vineも果敢に挑戦したもののアジア人の哀しさか、
あえなく玉砕した苦い思い出が微かにうづくが、初期61年から73年までの
およそ12年を網羅したfameスタジオの歴史がここに集約された。
メンフィスのロイヤルスタジオと、ここマッスル・ショールズのフェイム
スタジオ詣でが当時のヒット祈願の最短距離だったことがよくわかる。
フェイムといえば、アレサ・フランクリンだが、彼女以外にここから
巣立ち、あるいは、羽ばたくことなく終わった有名無名のシンガーたちの
情熱と悲哀がないまぜになった音の記録書である。
充実しているのは二枚目だが、初期のものも興味深い。
まだR&Bの荒削りな面が残り、スタイルが確立していないのが
なんとも笑いを誘う。
ブックレットの充実ぶりはこれだけでも持つ価値がある。
3枚揃って、この値段とは…。
是非お買い求めを。
メタモルフォズ
前作の「Come Closer」あたりから、トルコくささが抜けてきている感じがします。
今回の新作もトルコ語で歌っているけれど、トルコくささがほとんど匂ってきません。
でも、タルカンの官能的な声についつい買ってしまいました。
You Tubeなどで試聴してから買われるのをおススメします。
私は2曲目の「Dilli Duduk」が、ダンサブルな感じでお気に入りです。