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Use Your Illusion 2
1991年、GUNS N' ROSESのアルバムです。
Steven Adler (Dr)が脱退、Matt Sorum (Dr), Dizzy Reed (Key)の2人が加入して、製作されたアルバムです。
この「Use Your Illusion」は、「I」「II」の2タイトルが同時発売されました。
「I」「II」合わせて「全30曲・150分超(2時間半超)」の、圧倒的なボリュームの作品です。
。。。が、「全米チャート・1位 & 2位」というワンツー・フィニッシュを決めました!!!(「II」が1位、「I」が2位です。)
「I」「II」とも天才的な楽曲・歌唱・演奏の結晶のようなアルバムですが、
ザックリ言えば、「I」は動、「II」は静、といった感じです。
「II」でのGN'Rは、哀愁、黄昏 etcに揺らぎながら、時折、「暴発!」という印象です。
静かなイントロ → 力強いRockへと、緩やかに展開していく、tr. 1 "Civil War"
GN'RのLiveでは大合唱の定番曲、Bob Dylanのカバー、tr. 4 "Knockin' on Heaven's Door"
威嚇するような、完全戦闘モードのアップテンポな曲、tr. 5 "Get in the Ring"
映画「ターミネーター 2」の主題歌、tr. 12 "You Could Be Mine"
。。。などなど、聴きどころ満載です。
特に、名曲(1)や、黄昏モードの(10)→ どん底・悶絶モードの(11)→ ブチ切れ暴発の(12)の流れは、何度聴いても最高です。
とても味わい深く、私的には、GN'Rのアルバムの中で、最愛のアルバムです。
リリース当初から持っていますが、今後も愛聴し続けるでしょう。
Rockの歴史に残る、モンスターアルバムです。
「GN'Rファン」は、必携です。
「HM/HRファン」を中心に、幅広くRockファンに、必聴レベルでオススメです。
また、「I」&「II」は、ニコイチで持つことを、オススメします。
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ライヴ・エラ’87~’93
音のバランスがすごく良いです。旧GN'Rの作品の中では、さすがに今聴くと古くなってしまったスタジオ録音版よりこれからGN'Rの世界に入っていく若い方々には一番お薦めできる内容です。
収録曲もまずまずベストな選曲ですが、個人的には過去のライブで定番だったCivil WarやLive And Let Die が入ってないのが非常に残念です。
アクセルのボーカルも高音部が、いじられていて聴きやすくなっています。
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エンジェル・ダウン
待ちに待たされたSebastian Bachのソロとして純粋なフルアルバム。
内容は・・・佳作といったところでしょうか。
色々なタイプの曲が詰まっており、
色々なSebastian Bachの歌声が楽しめます。
これを色とりどりと取るか、統一感がないと取るかは、
個人の「アルバム」に対するこだわりによるところかと。
全編、所謂「今風」のヘヴィでスタイリッシュな音作りになっており、
SKID ROWの独特のクサさを求めると、肩透かしを食らうかなとは思いますが
Sebastian Bachの歌声は、衰えを感じません。
独特の枯れた声や高音。
Sebastian Bachの歌声に魅了された人間としては
楽曲の雰囲気よりも、この歌唱に「これだよ!これ!」と叫びたくなります。
「Sebastian Bachに何を求めているか」によって評価が分かれるかと思います。
私は、純粋に再びSebastian Bachの歌声が聴けて、純粋に嬉しい。
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The Spaghetti Incident?
最強布陣メンバーでは最後。
つくづく、ロックを愛するヤツらだったんだと感じます。
SKYLINERSナンバーでまったり幕開けなトコなんか流儀を感じる。
この曲後半メロでAxelの歌唱がハイトーンになるのには鳥肌モノのカッコ良さ。
そして「New rose」!
原曲に忠実ながら、ガンズが演るこのバージョンがブ×××フあたりで250円くらいで買って聴ける事に
感謝しなければならんだろお。
「Down on the farm」
これも、その後の曲群も原曲より断然スゴい。
「パンクってなんですか?」
「まずは本作を聴きなさい!」
と言いたいくらい直球パンクアルバムだし、カバーというよりもガンズの原点となる要素が密集した作品
であるように思う。
なんというか・・・業が深い! 彼らは・・・。
ダフが歌うジョニサンの「 You Can't Put Your Arms Around a Memory」で泣いた。