蛇蝎─DAKATSU─ 1 (フラワーコミックスアルファ)
気学(八白土星だの、乾だのそういうのを組み合わせた占い)をテーマにした漫画です。
普通の恋愛ストーリーに、重厚(こっちがメイン?)な気学の雑学知識が詰まってて、
読み応えがあります。
最近の秋里作品の中で、かなりの秀作だと思います。
面白い!早速2巻が欲しくなっちゃいました!
GEI-SYA-お座敷で逢えたら 1 (フラワーコミックスアルファ)
ストーリーは前振りの後、芸者さんの手前半玉さんを憧れるところからはじまります。主人公を取り巻く3人の男の子もカッコイイし、半玉の世界も踏み込みすぎずサラッと読めて良いのですが、表情が以前のタッチと比べてイマイチでしたので☆3つにしました。続きは楽しみなので今後に期待しています。
Jazz‐Tango (小学館文庫 (あA-23))
この物語の結末を読んだ瞬間に私の脊髄を駆け抜けた感情を何と呼べば良いのか・・・
全く判らなくて、しばし呆然自失してしまった。
一番近いのは『戦慄』だと想われる。
だが、そんな単語ごときでは到底言い表せない。
この舌の上に残るイヤな苦味、
まるで足元がガラガラと崩れてしまいそうな『絶望感』
そしてホラー小説の様な『恐怖感』さえ在る。
私には兄弟姉妹はいないが、
もしも自分が天王丸の様に不幸のどん底にいたとして、
自分と同じ遺伝子を持った者が、何の苦労も無い恵まれた幸せな日常を謳歌しているのを瞳の前で見たら、やはりそんなにも憎悪してしまうのだろうか?
天王丸の行動は主人公に対する憎しみだけでは無く、
彼に与えられなかった愛を求める故の行為でも有った様に想える。
己の周囲に居る者を誘惑し、破滅へと導く彼の姿は怖ろしくもあり、哀しくもある。
それにしても秋里和国さんのストーリーテラーぶりには驚嘆させられた。
昔読んだ『花のO−ENステップ』等の様なラブ・コメディを描かれたのと同じ筆致とは想えない衝撃作である。
プチエゴイスト 1 (小学館文庫)
仕事は出来るけれど料理や裁縫など家事が苦手な女性が家事の得意な男性をとるのか、身体の相性がぴったりな男性をとるのか!
男性の方は偽名を名乗ることで自分の地位や財産を目当てに来る女性をさけることには成功するのだけれど・・・・。