Communique
今聞いても本当に良いね。既に32年前に発売されたアルバムであるけれど、リラックスしたバンドの雰囲気、傑作ファーストと比べても引けを取らない音楽性を感じた一枚だった。
1. Once Upon a Time in the West 、2. News と出だしからマークのギターが弾けます。本アルバムのクライマックス 5. Lady Writer (邦題は、確か とんでるレディ だったアルバムのファーストシングル)、
個人的にこのバンドの代表曲の中でも、最も好きな曲の一つ。マークの滑らかで、のりに乗ったギターを堪能でき、後半のサビのメロディにコーラスを掛けるバックの演奏、とにかくカッコいいです。全般的に前アルバムでもソフトで、メロディ重視の仕上がりが印象的な傑作です。今では指弾きのギタリストは、御大ジェフベックが有名ですが、アルバム発売当時からマーク ノップラーの指弾き、まさに芸術的なギター職人でした。
エリック・クラプトン / クロスロード・ライヴ1988 [DVD]
僕は気に入ってよく見ております。クラプトン御大ご本人が結構控えめなので脇役がよく見えて楽しい。大体マーク・ノップラーとの競演がこの時期に実現していたのがうれしいですね。どういう音の組み合わせになるのかなと思っていたら、ああこういう音か・・という感じです。ちょっとこの時のクラプトンのギターの音はノップラーのフィンガーピッキングの音とコラボする感じでいつもの音よりやややファズ気味に聞こえます。ドラムはAWBのドラマー、キーボードはダイア・ストレイツということで、まあマークは2人でやってきたわけですなあ。パーカッションのJODYも楽しそうで、TESSA NILESとKATIE KISSOONEも頑張ってます。ネイサン・イーストは相変わらずお上手です。今やったらノップラーがもっと自身をもってプレイするからもっと面白そう。この時はまだやや遠慮気味です。
グッド・ロッキン・トゥナイト~サン・レコードの栄光 [DVD]
マイナーレーベルの歴史をドキュメント化したDVDとして、企画ものとしてはありかと思います。
ただ、歴史をアーティストで辿るべくもう少し過去の所属アーティスト演奏シーンがあっても良かったと思います。
内容の大部分は、老人になったSUNレコードの創始者Sam Phillipsと創業時の仲間たちとの昔話を収録した内容で、これで2時間はちょっときついかな。
一応、見所としてPaul McCartney,Ben Folds, Mark Knopler,Robert Plant,Kid Rock,Matchbox 20らによるSUN代表曲のライブがありますので、これは貴重な映像と思います。
15年ほど前に実際にSUN Stuidoを訪ねたことがあり、今回の映像(ただし10年前の映像ですが)でも当時と変わっていないことが見れて個人的には満足ですね。
《ネブワース 1990 完全版》 [DVD]
CDの方も発売まで本当に待たされたが、遂にその映像版も発売の運びとなった。関係者の努力の賜物とファンの一人として感謝したい。
彼らの長いキャリアの中でも、ブルース・ジョンストンを含むオリジナルメンバー6人が揃ってステージで活躍する映像は有りそうでなかなか無いのだ。よく考えれば、ブライアン・ウィルソンの精神衰弱が原因でベースの代役でブルースが加入したんだから無理も無い。その後ブライアンは10年以上なかば廃人と化していたわけだし。
ということで、この映像版に納められているブライアンも、まれに一部の曲でリード・ヴォーカルをとったりはするものの、現在の完全復帰状態を期待してみると、あまりの痛々しさにファンならずとも心がふさがれる。誤解を恐れず書くと、ただ塊??まっているだけだからだ...。
それでも、精神的支柱であるブライアンを擁したこの公演は野外フェスであるといった開放感、そして何より米国以上に彼らを神格化しリスペクトしているヨーロッパの観客の圧倒的な歓迎ぶりにより、圧倒的な盛り上がりを見せる。これは必見である。
個人的にはこの映像収録の3年後には他界してしまうデニス・ウィルソンの骨太の存在感あるドラミング、そして哀愁漂うハスキー・ヴォイスに心奪われてしまう。
SAILING TO PHILADELPHIA [HDCD]
結論から言えば USAのCDは音がいい。録音がいい。やはりエンジニアもいいし、第一は演奏がいいんだけどね。 日本ので言うと楽器を演奏する技術はうまいと思うけど たいした事ない曲にやたらかっこいいフィルインとか・・・まあこれは余談ですが、音楽の世界ではやは作曲も演奏も録音もまだまだ だなあ日本は。歴史が違いますもんね。ちょっと話がそれましたが、最高です。