ジャズと生きる (岩波新書)
シックスレモンズ、コージーカルテット、タバキンが出てきます。
日本人でビッグバンドを率いた人がいるとは知りませんでした。
ジャズの一つの形式としてのビッグバンドは、あこがれの的です。
孤軍
とにかく、「孤軍」、かっこいい。このアルバム同名ナンバー、「花魁譚」や「ロング・イエロー・ロード」「イエロー・イズ・メロー」など、日本を意識した名曲は、とにかく力が入ってます。なのに、なのに、私は、「メモリー」が大好き。秋吉さんほど上手くないから、自己流にアレンジして、この曲ピアノで弾いたりします。うん、確かにメモリー。記憶に残る佳曲でございますわ。
ベスト・オブ・秋吉敏子
秋吉敏子といえば私は「孤軍」が好きです。鼓の音とフルートがうまくマッチングしていて。彼女が注目を浴びた最初の曲でもあり、その後の作曲の原点とも言える曲です。ジャズという音楽の中に和の温かみを感じ不思議な気持ちにさせてくれます。ロングイエローロードも秋吉さんのテーマ曲となっています。彼女の音楽に興味がある方にお勧めします。
HOPE「希望」
穐吉敏子さんの二十年来のファンです。近年、二年続けて穐吉さんのライブを聴くことができ、どちらのライブでも最後に演奏されたのがこの曲でした。「世界中に住むいろいろな人々が、愛し合わなくてもいい。互いにちょっとずつ我慢して、争い事にはならないようにくらしていけたら」という穐吉さんの言葉は、実感のこもった、納得のいく言葉として、今も自分の中にあります。ジャズのCDとして、あるいは穐吉さんのCDとして、最高の出来とは言いませんが、娘さんの伸びやかな声も心地よく、買ってよかったと思いました。英語の歌詞での歌唱のバージョンが優れていると思います。谷川さんの歌詞は、息継ぎが難しい感じですが、自分でも口ずさんだり歌ってみたい感じです(外国人の友人の前で、こういうのをカラオケで歌いたい)。娘さんの歌の伴奏という、特別な初体験、穐吉さんの緊張と気遣いと喜びが透けて見えるような気がしました。