iPhone/iPod用FMトランスミッター ALLKIT2 日本語パッケージ版
iPhone4で使用
自分のクルマは(センターメーターのクルマにはよくあるレイアウトだと思いますが)
普通は速度計などのある場所にグローブボックスがあり
シガソケットはその中にある関係で
ALLKIT2はそのままではボックスの上蓋に干渉してしまい
上下逆にしないと刺すことができません。
iPhoneも天地逆になってしまうので、一瞬これで使うのはキツいかな?と思いましたが
本製品の蝶番部分を外して180度回転させて付け直すことが可能だったので
問題なく対応できました。
結果として、アンテナと近いせいか、音声も非常にクリアですし
(FM放送以上CD未満と感じました)
レイアウト上、グローブボックスの縁でもケーブル部分を支える状態になるので
他の方が指摘されているような、振動による不安定さもなく
なかなか快適です。
コネクタを挿すタイミング?で時々「対応機器ではない」メッセージが出て
認識せず充電も開始しなかったりするので−1としましたが
値段を考えれば満足しています
フライデーナイト・ファンタジー
金曜ロードショーのテーマ曲は父の大好きな曲なのですが、曲目がわかりませんでした。ここで見つけてそく注文しました。ほんといい曲です。父にプレゼントしたらとても喜んでくれました。
奇跡の脳: 脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)
この本の原題は『My Stroke of Insight』となっている。
Stokeは”脳卒中”を意味するだけではなく、”衝撃”それに”過程”といった多義的なニュアンスを含んでいるようだ。
つまり”脳卒中から得た内観”だけでなく、”有無を言わさない経験の衝撃”、”自分の内側に踏み込み精神の不思議さと豊穣さを知っていく旅路”の3通りくらいの内容をこの簡素な英語のタイトルは示している。そしてタイトルに籠めた著者テイラー博士の想いは成功している、とわたしは考える。
神経解剖学者のジル・ボルト・テイラー博士は37歳の時、脳卒中の発作にみまわれる。本書は脳の機能が損傷していた際の驚異的な意識の変容と、8年間の回復過程を綴った記録である。
人間は、人間とは何かを問い続ける衝動をもった生き物だ。
意識や意識の座としての脳のあり方や働きについて、歴史のはじめから人間は多大な興味を持ち続けてきた。
20世紀末になって、PET(陽電子放射断層撮影装置)などの発達によって生きた脳の状態をリアルタイムで知ることができるようになったが、脳の持ち主の主観がどのように働いているかを知ることはできなかった。
障害が生じた脳がどのように世界を感じ機能するかについて、専門家の目と知識を持ちながら、主観的に観察した記録は、本文中で述べているように本書が初めてだろう。
博士は左脳の出血によって、通常の認識・知覚能力を失う。
目覚めて異変に気づいてから救急車が来るまでの間、徐々に知覚が異常を来たし、知的能力が失われていく。その際、神経学者である彼女が全く予期しなかった、宗教的ともいえる平穏な境地が通常の意識に置き換わっていく。
このとき、彼女は意識が宇宙規模で広がり、他人からのエネルギーを直接感じることができた。一般的な読者にとって最も興味深いのはこの部分だろう。安直なスピリチュアリティブーに陥ることを覚悟して、彼女は自分が感じたことを詳述する。アカデミシャンとしての立場を危うくするリスクをとったこと、相当の勇気を要したはずだ。
母親や周囲の献身的な努力により、彼女は長い時間をかけて失われた機能を回復させていく。
本文中には”手にウエイトを持ってえっちらおっちら毎日散歩した”程度のユーモアを感じさせる記述しか出てこないが、実際には挫折し絶望しそうになる思いと闘いながら、とにかく前向きにリハビリを続けていく壮絶な日々だったと想像される。
また脳の専門家としてテイラー博士はリハビリテーションの過程で失われた左脳の機能を回復させるだけでなく発病前の自分の好ましくないパーソナリティをできるだけ押さえ、ポジティブで思いやりのある性格を創造する戦略を実行した。
もしも現在がテイラー博士が脳卒中にならなかった過去の未来であったなら、今の彼女は本書とは全く違ったパーソナリティを持っていただろう。文章を通して伝わる温かみやユーモア感覚、芯の強さといった特性は持ちえていなかったかも知れない。
ニューソート的な楽観論を感じさせないでもない本書のこのような部分を厭う読者もいるはずだが、わたしは両手を広げて受け入れたい。
人間は前に進むことができる、マシな存在になることができる、という信念はもしかすると虚妄なのかも知れないが、傷ついた人にとっての最後の拠り所になりうるし、生命力を引き出す鍵となりうるからだ。
テイラー博士の旅路をたどることで、脳に障害をおったひとたちへの接し方を、根本的に考え直す必要があることに気づく。わたしにとって本書で一番強く印象づけられ、考えさせられたのはそのことだった。
コミュニケーションの基盤である顔の表情が損なわれ、身体的な機能が失われていても、これらの人たちはいわゆる健常者とは全くことなった意識で世界を認識している可能性があるのかも知れない。
このような人たちが他人のエネルギーや愛情を直感的に感じられる、という視点をもつことで、看護のあり方やリハビリ過程での接し方は根本的に見直されるだろう。
罹患者の家族や医療関係者だけの問題ではない。これらの人たちと接する可能性があるすべての人たち、自分がそのような状態に陥る可能性がある人々、つまりはわたしたち全員にとって、だ。
最後にまた原題の話に戻ろう。
テイラー博士は本書のタイトルを『My Stroke of Insight』とした。
Myという代名詞をつけることで彼女は”これはわたしが感じた主観的な経験と自分の脳をめぐるささやかな旅の話ですよ”という謙虚な姿勢を明らかにしている。
だが、この本を読んだわたしやあなたは『A Stroke of Insight』を受けることになる。
それは脳の神秘についての洞察であり、脳に障害を負った人たちへの認識であり、身体がもつ驚異的な生命力や創造力への深い関心であったりするだろう。
さて、ここまであえて触れなかったが、Strokeにはもうひとつ意味がある。
“相手への働きかけ”という心理学のタームだ。
テイラー博士からのStrokeを得たわたしたちがものの見方や他者への接し方を実際の行動として変えることができ、そのことによって社会が少しでも前進する時、『A Stroke of Insight』はわたしたちひとりひとりにとっての『My Stroke of Insight』となる。
彼女からのStrokeは、わたしたちのInsightを変える。
Live at Royal Albert Hall [Blu-ray] [Import]
今年マイケルボルトンの日本講演をみて感動して、このブルーレイを買ってしましました。
まず、ブルーレイにはボートラが付いているのが素晴らしい。それに何よりボルトンさんの声に撃たれました。
セットリストは、大ヒット曲と新しいアルバムからの曲です。また、新しい曲が素晴らしい。
まじめに、日本で新しいアルバムがリリースされていないのが本当に残念。超いいのに。
まず、新しいアルバムを買うことをお勧めします。で、このブルーレイを買って下さい。
最後のJust One Love できっとノックアウト間違いなし。
One Thing
When a Man Loves a Womanなど好きな曲は大概他の盤にあって、
それらに比べるとインパクトに欠けるなぁ、と思うのですが、
アルバムとしての完成度・落ち着いた感じは一番ではないでしょうか。
全体の統一感がいい感じです。例えるなら、Simon&GarfunkelのBookendsみたいな。
思うに、ボルトンの声と、当時最盛のいわゆる「アダルト・コンテンポラリー」なサウンド
というのは、素晴らしくマッチした稀有な例です。
その最高の組み合わせがもたらす雰囲気に浸れるものとして、
このアルバムの価値は高いのではないでしょうか。
にわかファンなので変なことは言えませんが、人に勧める時に
落ち着いたアルバムを求められたら本作を推します。