ゲット・イット GET IT (紙ジャケット仕様)
なんだかかっこいいわこれっ。エルビスプレスリーにも負けていない。ニックローとも一緒にやっているわ。1977年のアルバムだけど、中身はもう最高。これ聞いてないとデイブのファンやっちゃいけないわよね。それって反則よ。明らかにデイブのピークね。歌をかっこよく決めるのって意外に難しいのよ。この人てやっぱりピュアよね。体が自然と動くのよ、それそれ~~
10点中10点
トラックス・オン・ワックス4 TRACKS ON WAX 4(紙ジャケット仕様)
78年発表の4作目。ニック・ロウらを含む (第二期) ロック・パイルとしての初レコーディングにあたる作品で、デイヴの作品としては、地味な位置付けになっているのが不思議なくらい充実した内容を誇っている。1.はメンバーのビリー・ブレムナーの曲で、ライヴではビリー自身が歌っていたらしい。2.はデイヴとニック・ロウの共作で、ビーズ・メイク・ハニーのジェリー・ホーガンのペダル・スティールが絡む。3.もビリーの曲。4.はニック・ロウがカーサル・フライヤーズに提供した曲。5.もデイヴとニック・ロウの共作でエヴァリー・ブラザースを彷佛とさせる佳曲。7.もデイヴとニック・ロウの共作。9.はデイヴとウィル・パーチの共作。11.はニック・ロウの1stに収録されていたライヴ・バージョンのヴォーカルをデイヴと差し換えたもの。
ざっと見てもどれだけ魅力的なアルバムであるかは分かると思う。パブ・ロックのファンは必聴
ひとりぼっちのスタジオ
75年発表の2nd。デイヴ・エドモンズのイメージは頑固でロックンロール一筋なところがあるんだけど実際には全然違う。テビューにあたるラヴ・スカルプチャー時代には剣の舞のロック・バージョンをヒットさせるアート・ロックぶりを発揮し、80年代にはジェフ・リンと組んでテクノっぽいアプローチをしてみたり、90年代にはロカビリー風・・・と本当はかなり節操がない。もちろんここがこの人の最大の魅力ではあるのだけど、このアルバムではほとんど一人の多重録音でアルバムを仕上げ、フィル・スペクターの1.と4.を思いっきりスペクター・サウンドでカヴァーしている・・・物凄いオタク振り。はっきり言って聞き物です。Let It Rock のみブリンズリー・シュウォーツがバックを勤めたライヴです。