8マン〔完全版〕(3) (マンガショップシリーズ)
収録作品は下記の通り。
殺人ロボット〇〇五 週刊少年マガジン 1964年(昭和39年)12号〜20号
魔女エスパー 週刊少年マガジン 1964年(昭和39年)21号〜31号
幽霊ハイウェイ(絵物語) 別冊少年マガジン 1965年(昭和40年)4月号
サイボーグPV1号 週刊少年マガジン 1965年(昭和40年)47号
週刊連載が1965年13号で終ったあと読切りで載ってるのを見つけるとうれしかった。
「サイボーグPV1号」はそんな作品のひとつ。東探偵の顔が明らかに連載時と違う。のちに「アダルト・ウルフガイ・シリーズ」の「狼は泣かず」に使われた哀しい物語です。
鉄腕アトム DVD-BOX2
モノクロ版も良いけど、カラーの鉄腕アトムも良作です。
とくに27話「ブラックジャックの大作戦」は、手塚キャラが総出演というサービス精神が旺盛です。
モノクロ版のほうが実はSFアニメらしく作られており、カラー版のほうは単なるロボットものという
感じになり残念に思うが、1980年代の風景と近未来的なテクノロジーが入り交じっているので、
懐かしさと親近感を感じます。
作画や音響もモノクロ版と比較すると見やすく聞き取りやすいですが、
アトムが歩く「ピコピコ」という音をなくしたのは失敗だったと思います。
いま見ても古さを感じさせないと思います。
(80年代なのでアナログ作品ですが音質も良好です。作画も良好です。)
値段の割には、作品の内容はほとんどが良作なので、コストパフォーマンスが高いと思います。
手塚先生のアトムは、モノクロよりもカラー作品から入った方が良いと思います。
(モノクロ版の場合、ストーリーは良いのですが、初期作品は作画崩壊も多く紙芝居のように
動きが少ない。今で言えば「ピクチャードラマ」みたいな感じでした。モノクロ後期になると、
かなり改善されました。モノクロ版は約4年放送されたので全部集めるとたいへんな金額になります。)
あと最終回の「アトムの初恋」52話は切なさを感じます。
複雑なストーリーも少なく、過激な描写もないので、こどもたちに見せるアトムに相応しいと思います。
親子で楽しめる作品だと思います。
鉄腕アトム(1) (手塚治虫漫画全集 (221))
いわずと知れた手塚治虫の代表作です。じつはアトムの誕生日は2003年です。現代にはまだまだアトムのような人工知能や感情を持ったロボットはいません。アトムのような人の幸せを考えることのできるロボットにでてきてほしいとおもいます。このまんがは、アトムが活躍するところだけでなく、人間とは何か、ロボットとは何か、人間とロボットは何処が違うのかなど、いろいろとかんがえさせられるところもあり、とても面白いと思います。
私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
本書は2002年に出版された「核論」を新書化したものである。
本書の特徴は、原子力に対して「スイシン」、「ハンタイ」といった立場を取らず、あくまでニュートラルに原子力という問題を捉えようとしている点である。それは、読者が自分で考え、自分の意見を構築させ、そして行動するうえでのあくまで情報にしか過ぎない、と本書を著者が位置づけているからである。著者はあとがきで次のように述べている。「ハンタイ、サンセイのいずれにくみするわけではなく、むしろその膠着した構図そのものを相手取ろうと努めた」。そして、原子力エネルギー利用技術史を辿り直し、核論の集合として、時空を横断する原子力というテーマの全体的な構造についてのアプローチを試みたのである。原子力を推進させる側の我田引水的なロジックの問題を挙げていると同時に、反原発派の偏狭な考え方がかえって問題の解決を遅らせる、といった状況分析をするなど、原子力をとりまくプレイヤーが客観的に批判されている。その一歩、引いた立ち位置は、ポスト・フクシマ原発事故以前であるからこそ可能であったと思われるが、そのような視座は、フクシマ原発事故の現状を分析、把握するうえでも大変参考になる。
そして、そのような一歩引いた姿勢を有しているからこそ、本書は原子力をとりまく様々な問題が見えてくる。原子力に照らされた戦後の日本は、まさに砂上の楼閣のような「豊かさ」という幻影に踊らされた虚構であることが理解できる。それは、電力会社や自民党だけにフクシマ原発の事故の犯人であると片付けられるような表層的な問題ではない。もっと、人間そして日本という国の原罪的な深みが見えてくる。そして、このような日本の根源的な原子力に対しての屈折した思いが、結果としてフクシマ原発の事故を招いてしまったのではないだろうか。
フクシマ原発の事故を受けて、大幅な前書きが付け加えてある。
「残念ながら「核論」にはフクシマ第一原発事故を回避させる力はなかった」との悔悟の念を述べた後、「新しい社会を、自分自身の責任に引き寄せて自覚的に選び、そしてこんなかたちで原発事故が起きて、こんなかたちで醜く混乱する歴史を二度と繰り返さないようにしたい」と決意を述べる。繰り返すが、本書はフクシマ原発事故以前に書かれた。それと、著者の真摯な取材対象に対峙する姿勢が、フクシマ原発事故以降に、原発という問題を理解するうえで大変参考になる。原発をとりまく社会環境をしっかりと理解し、自分の頭でその問題を再整理し、二度と、このような事故が起きないために何をするべきか。行動するためには是非とも読んでもらいたい一冊である。
テレビまんが主題歌のあゆみ
主題歌のエンディングで、鉄人28号には「グリコ」、少年忍者風のフジ丸には「フジサワ」の連呼がないので、子供の頃の思い出とずれてしまうんです。いろいろと難しい事はあるんでしょうが、なんとかなりませんか。それから、エイトマンの歌が無いのに困惑していたら、そのエンディングが「ノリタマ」あるいは「マルミヤ」だったか思い出せなくなりました。どなたか
ご教示下さいませんか。