小悪魔の成功法則―銀座ホステス囲われ生活のススメ
銀ホス本が好きで、でも最近どれもこれも成功したママの心得本だったり、黒服君の女の子談義だったりで飽きてきたなあという人にこの本はおすすめです。何故ならこの本はナンバーワンでもない普通のヘルプさんが、パパをつかまえてセレブな生活を手に入れるための手練手管を、涙ぐましい実体験(かなり地味な努力をしてると思います)に基づいて書いてるからなんです。この本が面白い理由は、著者が銀座に骨を埋める気がないからこそ本音を書けてしまうところにあるのではないでしょうか。タイトルに小悪魔とあるので「某蝶々さんの二番煎じか?」と初めは思いましたが、ある意味こっちの方がHow toとしても具体的で私は非常に参考になりました。
特命係長只野仁 (1) (ぶんか社コミックス)
只野仁という男は普段はダメな社員。だが、勤めている会長から特命を受けると
ケンカが強く女にもて、変装やピッキングなど特殊能力に長け、時には裏社会の
人脈を駆使して問題を解決する優秀な男に変身する。
読んでいてスッキリする場合と「こんなヤツいないよ」と妙にさめてしまう場合
があり、好き嫌いは人によると思う。
しかし、裏の顔はともかく、彼が上司「佐川」に言っている人生観のような物は
私個人としては大変共感できるし、彼のように達観して生きられたらいいと思う。
このシリーズは9巻、新シリーズが4巻(以下続刊)出ているが、次巻が楽しみ
だ。
銀座ホステス囲われ日記―究極の恋愛テクニック
実際に銀座の高級クラブホステスの中には、何人ものお客様とおつき合いし、多額のお小遣いをもらいながら、高級な着物やアクセサリーを身につけ、働きつづける方も少なくないです。自己顕示欲が強い、また華やかな世界から離れられないのが理由でしょう。しかし、この作者の場合は、【囲われる】という目的がはっきりしていて、本来高級クラブホステスに必要な要素(いいお店に行き、舌を育てることやセレブなお客様と対等にお話できる知識など)を身につけることなどにも努力を惜しまず、自分の最終的な目的を達成するまでまっしぐらという生き方に、私はかなり気持ちよく、またおもしろく、読ませていただきました。ただ、恋愛テクニックというよりは、囲われるという目的をもった一人の女性のフィクション本(物語)として読むのがいいかと思います。