怪猫お玉が池 [DVD]
新東宝怪談映画の傑作である。
タイトルで分かるとおり、早い話が、化け猫ものである。
殺された主人の復讐を飼っていた猫がする、という、化け猫ものの王道ストーリーだ。
だから安心して、和風ホラーを楽しめば良い。
ただし、その因縁が現在まで残留している、という設定のため、特殊な作りになっている。
つまり、現代パートの間に時代パートがある、というスタイルになっている。
それが効果を発揮しているかどうかはともかく、本作はなかなかに面白い。
かつて間羊太郎「ミステリ百科事典」で生首映画と紹介されたように、生首が頻出する。
行灯の中とか道端とかである。
ただし、この時代のことだから、映像効果でそれらしく見せてはいるが、特殊メイクやギミックというわけではないので、少々野暮ったい。
本物の生首っぽく見えない、ということである。
今ではほとんど制作されなくなってしまったこの手の怪談映画が、かつては大量に制作されていた。
人間の怨念が恐怖の対象だった時代だ。
とても現在では、こういう映画は制作されないだろうし、制作されても話題にも上らないだろう。
思えば、昭和は、良い時代だったのである。
甲斐バンド&甲斐よしひろ グレイト・トリビュート・コレクション~グッド・フェローズ
甲斐よしひろのカバーアルバムは二枚ほど発売とれているが、今回の逆カバーを是非とも聴いてみたいと思いました。有名アーティストがどのように表現するのかとても楽しみでした。
荒野の素浪人 完全版 DVD-BOX(1)
1972年1月から1973年3月までNETで放映されたまるで西部劇のような設定が最高な時代劇。黒澤映画の三船や世界のミフネより僕はこっちのミスターの旦那のほうが面白かったです。確信犯ジャンゴが成し遂げられなかった地平に軽く踏み込んでいる無意識の勝利。娯楽活劇とはまさにコレ。大出俊が用心棒の仲代達矢のようで最高です!1965年に同名の荒野の素浪人というのがシオノギ仲代達矢アワーで1ヶ月ほど放映されてましたが。
Bibbidi Bobbidi Bossa
「ホールニューワールド」のボサノバver.が欲しくて購入。
思い入れたっぷりに奏でられる音楽も良いですが、
ボサノバの淡々とした音楽もこれまた好きです。
もちろん「ホール〜」も気持ちいいアレンジですよ。
他にも聞き慣れたディズニーのメロディーが、
とても気持ちの良いボサノバアレンジで聴けます。
南の国の明るい陽射しを受けて生まれ変わったディズニー、
そんなイメージですね。
休日の朝に、ぼんやりと聴くもよし。海や山へのドライブに聴くもよし。
通勤の際に聴くと、少し世界が明るく見えて、肩に入った力も
いい具合に抜けていく気分です。