あなたの人生を変える40のみことば
本書は、40の聖書の短い言葉と、各々についての1ページくらいの短く
単純で力強いメッセージ(解説)からなっています。
ノーマン・V・ピール牧師の有名な
「積極的考え方の力―ポジティブ思考が人生を変える」の最初のほうにのっている
「わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です」
(フィリピの信徒への手紙4章13節 新共同訳聖書)も、
第29(番目)のみことばとしてのっています。
上の言葉への解説として
「あらゆる敗北感に対する解毒剤はこれである…元気を失っているときには、
自分の力に頼らないことである。
キリストがあなたとともにいて、必要なすべての力を与えていてくださるのだと、
この聖句は告げている。
キリストの助けによって、何事もできると自分に信じさせることである。
このように信じることによって、あなたは、現実に、キリストの助けを経験するであろう。
新たな気力をもって、問題にとりくんでいる自分に気づくであろう。
重荷を軽々と担い、力を高められている自分に驚くであろう」
(多少短く、また少し表現を変更しました)
このピール牧師の解説の最後の言葉から私が連想した聖書の言葉は、
第33のみことば イザヤ書40章31節
「主に望みをおく人は新たな力を得
鷲のように翼を張って上る。
走っても弱ることなく、歩いても疲れない」(新共同訳聖書)
本書には、解説として、「あなたの人生の重荷が離れ落ち、あなたは、自由と力にあふれて、
大空に舞う鷲のように高くのぼる」と記されています。
心理学的技法をこえたキリスト教信仰にもとずいた
(キリスト教信仰を応用したと言うほうがより正確かもしれませんが…)
広い意味での成功法、自分の能力を開花するための単純な手引書です。
思考を変えることで、その人自身の潜在的な活力を引き出す、
信仰的に言うと、弱さに翻弄されがちな私たちが、神の無尽蔵の力と直結するための
祈りの書ともいえると思います。
なお、本書には、手元にあるのは6刷ですが、新共同訳聖書ではなく、
新改訳聖書と口語訳聖書の二種類の「みことば(聖書の言葉)」が併記されていて
読み比べすることもできます。
また、聖書についてもう少し知りたいという場合は、
「聖書に隠された成功法則」松島修 著をおすすめさせていただきます。
ダルビッシュ有の変化球バイブル (B・B MOOK 623 スポーツシリーズ NO. 496)
北海道ニッポンハムファイターズのエース、ダルビッシュ有投手が実際にプロ選手として駆使している変化球について詳細を語ってくれる本。それぞれの球種への自己評価、投げ方、イメージ、こだわりなど非常に分かりやすい解説に好感が持てる。実際に野球をする人にはとても興味深いのでは。対戦相手の評価などもあり、ファイターズファンであれば野球をしない人でも楽しく読めると思います。
川奈ゆう Brightest body [DVD]
可愛い。エロい。天然ものはやっぱりいい!
ジャケットの衣装?もいいし、彼女のしぐさや表情に癒される。
出来れば今度は上品かつ下品にエロを表現してほしい。
買って損なしの一枚です。
しかしこれを超えるものは出るのでしょうか?
こばやしゆうのつくる暮らし。
自分の生活をつくる。
作れるものは自分でつくる。作れないものは、ちょっとチャレンジしてみる。
難しく頭で考えない。失敗を恐れない。家族の評価を気にしない。
作ったもの勝ち。何故なら自分だけの贅沢な時間だからね。
京都西陣 能舞台の殺人: 名探偵・星井裕の事件簿 (小学館文庫)
柏木圭一郎氏の『名探偵・星井裕の事件簿』シリーズの第13作目は西陣の京町家だった廃屋を殺人の舞台として使っていました。西陣織という伝統産業と町家の組み合わせですので、現在の京都に関心のある方には興味津々で読まれることでしょう。
そこに歴史ある伝統芸能の能を登場させ、小説に深みと色合いをもたらしていました。カメラマンの星井裕が能の文化を継承する人を取りあげて、モデルとして下鴨神社などを背景に写真を撮るシーンはまさしくドラマのワンシーンのような情景でした。
夏の京都ですので、暑さも加わり観光地の紹介はほとんどありません。この夏の集中豪雨の被害を小説の中に取りこんでいたのは時事的な要素も盛り込む作者の特徴でもありました。
いつものように京都が舞台ですから、星井裕の言葉を借りてご本人のエッセイストとしての柏井壽さんのコメントが伺えます。例えば、錦市場については「立ち食い客が狭い通りを行き交うだけの猥雑な街になりつつある」として「錦も来るたびにひどくなるな」と語らせていました。
柏井壽さんの著書にも紹介してあるホテルを、少し名を変えて登場させていました。「ダイヤロイネットホテル京都八条口」は、東寺の五重塔が部屋からみえるようで、ロケーションの良さは魅力です。また「首途八幡宮」のように知られざる社寺の紹介は嬉しいですね。
名を変えていますが「一歩堂」の煎り番茶、「鳥磐楼」「都観世」「雲竜」や、西村千五郎と鴨川の床で食事をするヴォーリズの「東花菜館」や日本一古いエレベーターなど本筋と関係ない話題も柏木氏のミステリーを読む場合の楽しみの一つです。
ラスト2行の美雪の言葉は能の登場人物とリンクさせていて巧さを感じました。
テレビ・ドラマとしても巧く成立するストーリーでしょう。