Do It for Love
前作「「Marigold Sky」からおおよそ6年後にリリース2003年作。
全曲シングルカットしてもええんちゃうか!!1曲1曲の出来が恐ろしいほど高水準。
平均点レベル無し。全曲Aランクの鬼作品。
80年代全盛期のAOR感触は残しつつ、適度にアコースティカルで、グルーヴィでソウルフルで爽快なポップ・ロック。
メロディメイカーとしての資質はやはり異常なほど高く、通常これだけシングル向きのコマーシャルな曲が並ぶと飽きやすいもんだけど、少なくとも僕は、発売当初からドライブ時のヘビロテアルバム。聴きまくり。
Live in Concert [DVD] [Import]
DVDとその音楽CDがセットになったお徳版です。2003年3月NYでのコンサートです。曲目は往年のヒット曲とオリジナルアルバム「Do it for love」がら構成されています。時折、映るお客さんの姿が実に楽しそうで、気持ちの良いコンサートです。ホール&オーツのコンサートは以前LDやVTRの正規版以外にNHK‐BSでも放映されていたので、目新しく無いと思っていましたが、質の高いコンサートであることは、間違いないです。
但し、長年のファンとして、このDVDを見ると、ホールの声に艶が無くなりつつあることが、気がかりです。アップテンポな曲、Maneater,Private Eyes,Do it for loveではそう感じませんが、スローからミディアムテンポな曲では、しゃがれ声が出たり、高音ボイスに張りや溜めが無くなったように感じました。年齢を重ねつつも、シャウトと高音で伸びのあるボイスを駆使して味のあるボーカルを聴かせていたので、心配です。
Sara smileは、切なくて、美しい曲です。声を大切にして、いつまでも歌い続けて欲し、そんな印象を与えたDVDでした。
ザ・ベリー・ベスト・オブ
「Kiss on my list」のヒットで彼らのポップさと切なさに魅了され、アルバム「Voice」、「Private eyes」そして「H2O」へと熱心なファンとなってしまった当時、貪るように過去のアルバムを全て聴き漁っていました。
しかし、あれから20年あまり、前述の3枚のアルバムならばCDで買い直しても聴くに堪えうるでしょうが、それ以前のものを通して聴くには、もはや熱も冷め、パワーがありません・・・(それ程、「Voice」で彼らは「大化け」したわけですが)。
でも、やっぱり「Sara's smile」や「Wait for me」は諦めきれない!むしろ彼らの代表作とされる「Private eyes」などよりも聴きたぁい!!
そんな私のような「我儘なオールドファン」を見透かしたような「あざとい」選曲のベスト盤です。
迷わず「買い」でした。
もちろん、Hall & Oatesの、そして洋楽初心者の入門盤としても最適です。
また、リズム&ブルースとポップスの見事なブレンドを背景とし、後期には更にテクノ(死語~埋葬済み!)な要素をも取り入れてきた彼らの音楽スタイルの変遷は、そのまま当時のアメリカ(特に東部)のミュージックシーンを反映していますね(あ、だからDoobie BrothersとシーラEそして彼ら、という摩訶不思議な「バリューセット」で来日公演しても、あまり違和感がなかったのか?!恐るべし!)。
Original Album Classics
世界で最も成功したポップデュオとかいろいろありとあらゆる賛辞を送られている彼らだけど、間違いない本当にそうなのだ。そして、そんなかれらの名盤を5枚揃え、この2,000円前後で提供しているこのセット、買わない手はないですね。ビー玉も豪華ブックレットもついてません。それどころか歌詞カードはもちろん、解説もない、薄っぺらい紙ジャケ風のスリップにCDが入っているだけ。チープな装丁この上ない。でも、彼らの場合、そんなの不要ですよね。とにかく、次から次へと流れてくるツボを押さえた音楽に身をゆだねるだけ。それで、O.K.豪華なセットなんて逆に彼らには似合わないですよね。
そんなチープでかっこいいセットに収められている5枚は、RCAに移籍してからのもので、どれも「超」がつくほどの名盤をチョイスしてある。すごい。普通のアーティストなら一生に一枚出来ればいいところというほどのモノばかりである。
CD1は、RCA移籍1枚目ということもあって相当気合の入った1枚。楽曲、パフォーマンスともに最高。バックもこれでもかといいうぐらいのモノ。ジャケから「シルヴァー・アルバム」なんて呼ばれてる。
続くCD2は、邦題「ロックン・ソウル」、前作とほぼ同時期に製作されたもの。この2枚あたりが彼らのピークの内のひとつであり、「ブルー・アイド・ソウル」の最高峰でしょう。
CD3は、「ロックン・ソウル」に続き発表されたもの。発表当時、パンク、ニュー・ウェイブが吹き荒れていたこともあり、前2作ほどには顧みられなかった。けど、この1枚、なんとメインストリーム的なロック、ポップに挑戦しておりかなりな冒険作であり、成功作でもある。今一度再評価されるべき1枚です。このセットにこれを入れた人、大正解です。この後、2,3枚、彼らは、他のアーティスト同様、パンク、ニュー・ウェイブに翻弄され若干迷走する。
そして、ついに再度の大爆発を起こしたのが、CD4の「プライヴェイト・アイズ」。大名盤。よく彼らのことをソウル、ロック、ポップの融合なんて言うけど、それならば、さしずめこのアルバムは、ニュー・ウェイブをも融合し、彼ら独自の音楽を築き上げた奇跡の一枚。すべてがシングル・カットされてもおかしくない曲ばかり。リズムマシーンをバックにソウルフルに歌い上げるボーカルに圧倒されます。
CD5は、前作よりソウル色が強まった感じ。このアルバムも大ヒット。この安定感すごいですね。CD4,5は説明不要でしょうか。
こんな大ヒットの名盤ばかりだけど、彼らは金のために音楽を作ったことはないという。かっこいい!私も一度くらい言ってみたい!
全盤リマスターされており、ボートラがつくものは、きちんとつけてある。まったなしの名盤ばかりを集めた素晴らしいこのセット。スルーする手はないと思います!
レッツ・グルーヴ~SUPER DISCO HITS~
DJ歴30年、OSSHYこと押阪雅彦氏選曲・監修の
ディスココンピレーションアルバム!
中身はもちろん80sディスコソングばっかり。
40代以上の人間にとっては、一曲目から
懐かしの当時を想い出し、垂涎モノ。
レコード会社(死語)も違うし、版権の問題もいろいろあろうに、
ここまでの曲を一枚にまとめられたのは一言、すごい!
2枚組みでこのお値段は、お値打ち以外何者でもない