王狼たちの戦旗〈5〉―氷と炎の歌〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)
SF界稀代のストーリーテラーが書くファンタジーとは?なんて気軽な気分で読み始めたら、一気に引き込まれ、この巻まであっという間でした。SFっぽい機械や電子機器臭はみじんもなく、登場人物の焦燥感や獣の吐く息づかいまで伝わってくるほどのファンタジーです。個性豊かなキャラクターが、あまりにもしっかり書かれているせいで、敵味方の区別なく、あー、あいつ、死なないで欲しいなぁと思ってしまいます。間違いなくお勧めです。
ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ
犬に関する本を何冊も読みました…が
犬の行動学も含めここまで丁寧に説明してくれる本はありませんでした。
『お留守番の犬が、いたずらをするのは暇だから・・・・そして帰ってきた飼い主を見て済まなそうな、もしくはおどおどした表情をするのは、「やってしまったことを反省している」からでも「悪いことをしたと思っている」わけではなく 飼い主が帰ってきた=何か悪いこと(罰を与えられる)が起こる事を 何度も学習し予測しているから』
自分の犬は馬鹿だと言っている飼い主は、実は犬の訓練方法が間違っており、
それが習慣化しているだけのことなんだと実感しました。
犬を馬鹿だという前に、犬の反応をしっかり観察してますか・・・?と冷静に話しかけてアドバイスをくれる本です。文句なしに私の犬関連本の中で一番のお気に入りになりました。
アメリカでは改訂版が出ています。夫の躾?!ために英語版も購入しました。