だんまりこおろぎ―虫の音がきこえる本 (ボードブック)
様々な曲面に直面する小さなコオロギが
ページをめくるたびに読聞かせている子供に重なっていきます。
ウマく行かない事がたくさんある、
それでも何度も羽をこすり合わせることを続けるコオロギ
我が子にもこうあってほしいと思いながらゆっくりと読聞かせました。
いちばん気持ちを伝えたいときに、この音が聞こえてくることが
何とも言えずあたたかな気持ちになります。
美しいエリックカール氏の絵と、優しいストーリーが親子の絆をより強くしてくれると思います。
新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990
英語本を特集したムックや口コミによって、一気にその評価が広まり売れに売れている単語本。
評判どおり、TOEICのみをターゲットにした、即効性のある素晴らしい試験対策単語集です。
990というのは、本書掲載の見出し語の数であって、「この本をやれば990点取れますよ」という意味ではないので、そこは誤解のないように。
特にTOEIC学習初期段階の方にオススメ出来ますが、この本を活用する際の注意点は、
「細かい注記部分や例文中の単語まで、とにかく隅々まで同じ力を注いで見る」
ということです。
見出しの990単語とその意味だけでは、さすがに足りません。
例えば、addressという単語は、(動)話をする、と赤字で大きく和訳が書いてありますが、その下に小さく書かれた注記部分「『取り組む』などの意味もある」という記述も、TOEICにおいては非常に重要なのです。
実際2011年のTOEIC本試験でも、addressの言い換え問題で、文脈から判断してdeal with(取り組む)を選ばせる問題が出ています。
とにかく、隅々まで読んで覚えましょう。
TOEICに無駄なことは、どんなに細かい部分であっても一切書かれていないので、安心して隅々までやってください。
「この単語集ではせいぜい680点くらいまでじゃないか」という意見もあるようですが、注記・例文中の単語・意味までしっかり目を通して身につければ、さらに上のレベルに十分到達できます。
例文は、音読に適しています。
平易かつ短い例文なので、上級者には物足りないかもしれませんが、CDの音声を参考に音読すれば、英語のリズムが自然と身につくように工夫されています。
リスニングセクションでよく出る表現もふんだんに盛り込まれています。
あらゆる点において、TOEICスコアアップに徹底的に焦点を絞った良書です。